築館BP整備で予備設計 交差点3カ所と一括入札(仙台河川国道)
[2022/6/11 宮城版]
国土交通省仙台河川国道事務所は、国道4号築館バイパス(BP)の整備事業で、終点側の予備設計業務を委託する。対象延長は2.2kmで、交差点3カ所の予備設計と一括してまとめる。業務委託に当たり、10日付で一般競争入札を公告した。7月1日まで参加申請書、同28日まで入札書を受け付け、翌29日に開札する。
築館BPは栗原市築館字赤坂地区から、築館字城生野入り沢地区までの延長7kmを整備する計画。全体事業費は180億円を試算。1983年に事業着手し、2015年度までに築館外南沢の国道4号から、市道栗原中央線までに至る延長3.8kmが暫定2車線で開通済み。用地進捗率は約77%、事業進捗率は約52%。
今後は、栗原中央線から終点までの延長2.2kmを整備するほか、起点側の延長1km区間で右折レーンの設置や交差点改良などを行う。終点側では迫川に橋を新設する。本年度の事業費は測量設計費として3000万円が配分された。
今回の業務は、件名が「栗原地区道路設計業務」で、終点側で未着工となっている延長2.2km区間の道路予備設計や道路予備修正設計をまとめるほか、交差点3カ所の予備設計を作成する。
交差点は1カ所が開通済み区間と今後に整備する箇所の合流点、もう1カ所が迫川に架ける橋の手前の市道との接続箇所、残る1カ所が終点部分となる。業務の履行期間は2023年2月24日まで。
入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。
過去には同線の予備設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)や、復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)に委託した。
測量業務も入札を公告
同事務所は10日、栗原地区測量業務の一般競争入札を公告した。国道4号築館BP事業の一環として、路線測量などを行う。7月1日まで参加申請書、同28日まで入札を受け付け、翌29日に開札する。
業務内容は路線測量と、基準点測量、水準測量、現地測量の一式。履行期間は23年2月24日まで。入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から測量の資格認定を受けていることなど。