7者9件に栄誉 優秀業者表彰の受賞者を公表(取手下水道組合)
[2022/6/1 茨城版]
取手地方広域下水道組合は5月31日、本年度の優秀建設業者表彰の受賞者を公表した。6回目となる今回は、優秀建設業者に7者9件を選定。最多受賞者は6回目の東信設備工業となる。また、本年度から緊急工事で成果を挙げた業者を特別に表彰する「第4条第2項」を新設している。表彰式は7月19日の午後2時から組合事務所で開催する予定だ。なお、表彰式については、今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては、式典が中止になる可能性があるとしている。
この表彰制度は組合が発注する建設工事を優秀な成績で完成させた請負者を表彰することで、建設業者の施工意欲の向上と技術者の技術力の育成を図り、工事の品質確保の促進に寄与することを目的とする。
表彰のうち、第4条第1項の条件は、請負金額が500万円以上の工事で、表彰年度の前年度に完成し、工事成績評定点が80点以上の工事であること。取手市またはつくばみらい市に本店、支店および営業所を有する請負業者であることなどが求められる。
また、本年度から新設した第4条第2項では、緊急工事において顕著な成果をあげた請負者を前記の規定にかかわらず、表彰できると明記。ただし、地域要件と前年度完成工事であることが条件となる。この際の緊急工事とは、急な管渠破損や災害への対応などを想定している。
本年度の表彰は、組合が発注し、21年度に完成した工事43件が対象となる。このうち、優秀な建設工事として推薦された9件を、5月18日に開催した優秀建設工事審査委員会で審査を実施し、24日に管理者が決定した。
受賞回数を見ると、最多受賞は6回目の東信設備工業となる。次いで茨城光松園が3回目、赤塚土木興業と昭和瀝青、上田建設がそれぞれ2回目。初受賞にはオービー建設と上建が輝いた。