児童相談所は2~3階建て6000平方mを想定 プロポで設計委託(柏市)

[2022/5/17 千葉版]

 柏市は、仮称・柏市子ども家庭総合支援センター(児童相談所)の計画概要を明らかにした。建設予定地は、十余二地区「青少年センター」敷地内。施設規模は地上2~3階・塔屋1階建て延べ約6000平方mを想定。既存の青少年センターを撤去した跡地に新設することを検討している。整備計画の公表後に、基本・実施設計等業務の委託事業者を選定する公募型プロポーザルを6月までに公告。22~23年度に設計をとりまとめ、24~25年度に施工、26年度中の開設を目指す。

 22年度の当初予算には、設計委託料として2カ年で総額1億6900万円の継続費を設定している。委託内容は、基本設計・実施設計のほか、既存施設の解体実施設計。履行期間は20カ月。

 市は、18年度に市独自の児童相談所の設置を表明。21年6月に庁内で「基本計画」をとりまとめた。同市では、中核市としての強みを活かし、子育て支援から要保護児童対策まで一貫した児童福祉政策等の実現に向けて、児童相談所機能を含めた複合施設を整備することを計画している。

 また、既存の青少年センターとも連携。子どもから若者まで一貫した支援体制の構築を図り、両センターを一体化した「仮称・柏市子ども・若者総合支援センター」としての開設を見据えている。

 候補地の青少年センターは、研修や講習の場として1988年に整備された。敷地面積は約1万7000平方m。地域地区は工業地域。防火地域は指定なし(法22条地域)。許容建ぺい率60%、許容容積率200%。日影規制はなし(工業地域)。

 主な施設は、研修室や創作室、多目的室、キャンプ場、グラウンド。

 21年度の整備計画策定支援業務は東畑建築事務所(東京都千代田区)が担当した。

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