フジタと業務代行契約 船橋・海老川上流の区画整理
[2022/4/23 千葉版]
船橋市が支援する「海老川上流地区土地区画整理組合」の設立総会(第1回総会)が開催された。総会では理事ら役員を選出し、業務代行者としてフジタ(東京都渋谷区)を決定した。工事、換地、補償、測量、基盤整備工事、事務局運営などの業務を一括で担当してもらう。契約日は3月30日。委託料、履行期限などは非公表。組合事務所は、船橋市市場2丁目9-2青木ビル。組合設立により、市立医療センター移転建替や東葉高速鉄道の新駅整備など、都市機能が集積した新たな拠点「ふなばしメディカルタウン構想」が本格的に動き始める。
施行地区の区域は、高根町、東町、米ケ崎町、飯山満町1丁目、夏見5丁目、同7丁目の各一部。施行面積は42.3ha。施行期間は2033年3月31日までの約11カ年。
土地利用計画によると、北西部に「メディカルタウン構想」の核となる市立医療センターを整備。その周辺に、医療・健康関連施設等の立地を誘導する。26年度に開業する東葉高速道路の新駅周辺には、地区拠点商業ゾーンとして商業・業務用地を形成するとともに、マンションなどの中高層住宅を誘導し高度化を図る。
減歩率は43.41%。総事業費は191億5000万円。うち工事費は168億2200万円を概算。
市の22年度予算では、土地区画整理費として4億9100万円を確保、調整池の整備費など土地区画整理事業に対して事業費の一部を助成する。
東葉高速線新駅ついては、設計照査業務に2カ年で限度額2211万円、新駅設計負担金として同1億1280万円の債務負担行為を設定する。期間はともに2カ年。
新駅の整備事業費は約65億円、1日平均乗降人員を9140人と試算している。