公民館の整備計画着手 舞浜ポンプ場内に併設(浦安市)
[2022/4/8 千葉版]
浦安市は4月7日、舞浜地区公民館基本計画策定支援業務の委託事業者を選定する一般競争入札を公告した。舞浜地区における生涯学習ニーズに対応するため、舞浜ポンプ場の敷地を有効活用した公民館の整備に向け、導入機能を検討する。予定価格は441万1000円(税抜き)。履行期限は2023年3月31日まで。
市は、舞浜ポンプ場の建て替えに合わせ、同敷地内に公民館を整備することを計画。「浦安市第1次実施計画」では、22年度に基本計画、23年度に基本設計、24年度に実施設計をまとめる方針を示している。
整備予定地は、舞浜ポンプ場用地内(舞浜2-21-424)の500平方m程度。
主な業務内容は▽基本的な整備の考え方の整理▽住民ニーズの把握▽基本計画案の作成▽施設の運営方法の整理▽庁内会議の運営支援──。
このうち、住民ニーズの把握では、郵送アンケートとウェブ・アンケートを実施。資料作成など周辺8自治会に対するヒアリングを補助してもらう。郵送アンケートの対象は1500世帯。
参加資格は、22・23年度浦安市入札参加資格者名簿に、測量・コンサルタントの大分類「建築関係建設コンサルタント業務」で登載されていることなど。また、経験として過去10年間に、公共施設の建設・建替に伴う基本計画の策定支援と住民アンケートの実績を求めている。
参加申請書を12~14日に、入札書を19日~21日に受け付け、21日に開札する予定だ。
首都高速湾岸線の高架そばに位置する舞浜ポンプ場は1989年竣工。敷地面積は約3500平方m。排除方式は分流式。計画水量は1分あたり22.2立方m。既設能力は1分あたり33.3立方m。
「浦安市下水道事業経営戦略」(21年3月)では、24年度の建て替えを想定。用地西側には、東京電力舞浜調整所が近接していることから、東京電力と協議しながら、ポンプ場として都市計画決定するための準備を進めている。
18年度の舞浜ポンプ場都市計画決定検討業務は極東技工コンサルタント、20年度の基本計画策定業務は日水コンが担当した。
22年度の下水道事業会計予算には、ポンプ場の建て替えにあたって、管理棟を撤去する必要があることから、仮設施設の設計委託料として858万円を計上している。