幕張新都心新設小学校の設計プロポ公告 延べ8500㎡規模(千葉市)
[2022/4/2 千葉版]
千葉市は1日、幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)の新築設計業務について、優先交渉権者を選定する簡易公募型プロポーザルを公告した。延べ8500平方m規模の小学校を新設する計画。設計業務の事業費は2億2900万円で、11日まで参加表明書を受け付けている。同業務の成果を踏まえ、2024年度の着工、26年度の開校を目指す。
設計業務では、2月に策定した「幕張新都心若葉住宅地区小学校新設基本計画」に基づき、建築、電気・機械設備、外構・植栽の基本・実施設計業務を担当する。履行期間は540日間。
プロポの参加資格要件として、22・23年度市測量・コンサルタント入札参加資格者名簿に「建築関係建設コンサルタント業務」として登録されていることなどを求める。18日に技術提案の提出を要請し、5月19日まで受け付ける。同30日のヒアリング審査などを経て、審査結果を通知する予定だ。
同市では、打瀬小学校の過大規模校化を解消するため、幕張新都心若葉住宅地区に小学校を新設する。建設予定地は小学校・公益施設用地の約1.8ha。用途地域は第二種住居地域で、敷地内では新たな市立病院の建設が計画されている。
校舎や屋内運動場、プール附属屋、屋外倉庫などの延床面積は約8500平方m。校舎はS造3階建てを想定している。普通教室数は22クラス(セミオープン方式)とし、1クラス当たり72平方mとする。多目的室(2室)は必要に応じて普通教室に転用できるようにする。
このほか、グラウンド(150mトラック、直線走路50m、公式の少年サッカーコート)や植栽(敷地20%緑化)、外柵、防球ネット、駐車場(20台程度)、駐輪場(10台程度)、遊具、手足洗い場などを整備する。
整備手法は▽直接施工方式(従来方式)▽デザインビルド(DB)▽維持管理を含めるリース▽ECI▽PFI(BTO)──の5方式を比較検討し、従来方式を採用する。総事業費は約35億円を概算している。
基本計画策定支援業務は明豊ファシリティワークス(本社・東京都千代田区)が担当した。