野球場を2カ年で整備 運動公園 来年度はメインスタンド建設(真岡市)

[2022/3/24 栃木版]

 真岡市は市総合運動公園整備事業において、南ブロックを対象とした2019~23年度までの3期工区整備事業を進めている。市都市計画課によると、22年度は主に硬式兼軟式野球場のメインスタンド建設工事を実施する。23年度は外野スタンドなどの工事も行い、施設を完成させる方針。3期工区整備事業の5年間の事業費は29億9700万円で、22年度については9億7093万円を計上している。

 市総合運動公園は小林地内に位置し、敷地面積26.6ha。市道116号線によって、南北2つのブロックに分かれている。これまでに、1期と2期の事業で北ブロックを整備。引き続き、3期では南ブロック(A12.9ha)にも着手し、すでに西側の運動広場と駐車場などを整備している。

 南ブロックの施設は、敷地北中央にエントランス広場(駐車場含む)を配置し、その南側に硬式兼軟式野球場を配置する。エントランス広場や野球場の西側には運動広場1、東側には運動広場2を配置。野球場の周囲には、芝生広場を3カ所配置する。

 駐車場はエントランス広場に隣接する中央駐車場のほか、敷地の東西に2カ所(西駐車場、東駐車場)配置し、調整池は敷地南西に配置する。

 硬式兼軟式野球場は、両翼98m・センター122mの規模で、内野グラウンドはクレイ舗装、外野グラウンドは天然芝を張り、社会人野球の開催を想定した施設とする。設計は、AIS総合設計(宇都宮市)が担当した。

 メイン(内野)スタンドは約1300席で、バックネット裏観客席の一部に屋根を設置。観客席は個別席とし、一部はベンチシートとする。大会関係諸室(本部室、役員室、記録放送室、審判控室、会議室、倉庫など)は、バックネット裏1階部分に設置。利用者諸室(更衣室、シャワー、トイレなど)は、1塁側・3塁側にそれぞれ設置する。メインスタンド部は、22~23年度の2カ年で整備する。

 22年度はメインスタンドのほか、運動公園の案内板設置工事、工事進入路工事、既存野球場のバックスクリーン撤去工事なども発注する予定。また23年度は、外野スタンド部の整備がメーンとなる。外野席は芝生敷で約1700席を確保。スコアボードや夜間照明設備をLEDで整備し、外周部への防球ネットや、1塁側・3塁側のグラウンドの隅へ屋外ブルペンも設置する。

 3期以降の総合運動公園整備事業については、南ブロックの東側を整備する。対象は運動広場2(A約6900平方m)、東側駐車場(A約1万平方m、205台、大型車16台含む)、屋外トイレなどとなっている。

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