吉岡小学校改築で工事費 仮設校舎など建築へ(22年度予算案 宮城県 大和町)

[2022/3/2 宮城版]
大和予算 大和町は1日、町議会3月定例会議に2022年度予算案を提出した。一般会計の総額は124億円で前年比1.9%の微減とした。特別会計を合わせた総額は172億6747万円で同6%の減とした。主な予算では吉岡小学校改築事業関連として委託に797万円、工事に5700万円、仮設校舎借上料に4億9060万円などを計上した。債務負担行為では、23年度を期限として吉岡小学校既存校舎など解体工事に限度額8600万円、23年度から25年度を期限として吉岡小学校改築工事施工監理業務に限度額5846万円、同仮設校舎等賃貸借に限度額1億8040万円を設定した。

 吉岡小学校改築は、22年度から仮設校舎と仮設体育館の建設に着手する。年度内には既存校舎や体育館、プールの解体工事を実施し、23年度から新築工事を実施し、25年3月の供用開始を目指す。

 吉岡小学校(吉岡字町裏)の位置する吉岡地区は、近隣の工業団地への企業立地や吉岡南第二土地区画整理事業などの影響で、児童数の増加が見込まれている。数年後に現状の教室数では対応が難しくなることから、学校敷地内で全面改築を進める。

 設計発注段階で新校舎はRC造3階建て約7200平方m規模を想定。このほかRC造一部S造2階建て1500平方m程度の屋内運動場やプール(25m×5コース+低学年用)、校庭約9000平方m、駐車場約71台分を整備する。設計は桂設計(仙台市太白区)に委託して進めている。

 予算案にはこのほか子育て支援住宅関連として、宮床地区に4棟、吉田地区に2棟を整備するため、工事費1億8766万円を計上。道路関連では道路維持の工事に6075万円、道路新設改良の測量・設計・施工監理に1392万円、同工事に4億0051万円、街路事業の工事に5188万円などを盛り込んでいる。

 合併処理浄化槽などを統合して新設した下水道事業企業会計では、公共下水道汚水管敷設実施設計など委託に6827万円、マンホールポンプ場設備更新工事に4467万円、合併処理浄化槽設備工事に778万円などを計上。水道企業会計では、綱木水管橋更新や配水管敷設替工事に2億6600万円、鶴巣落合系送配水管強化工事に2100万円などを確保する方針だ。

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