2022年度予算案 トイレ改修に7.8億円(野田市)
[2022/2/24 千葉版]
野田市の鈴木有市長は2月24日の定例記者会見で、3月1日開会の市議会定例会に提出する2022年度予算案を明らかにした。一般会計は前年度当初比4.3%(21億9900万円)増の総額531億7100万円。他の特別4会計と企業2会計を加えた市全体の支出規模は951億1618万円で、同2.3%の増。感染症対策のほか、扶助費などの増により予算規模は過去最大となった。道の駅の整備に向けた検討を再開、小学校トイレの改修に着手する。
一般会計の普通建設事業費は41億2394万円(前年度比10.4%減)で、補助事業が12億8850万円(同16.3%減)、単独事業が28億3543万円(同7.5%減)。野田線連続立体交差事業や老人福祉センター改修事業などの進捗に伴いマイナスとなった。
新規事業をみると、複合老人ホーム楽寿園の感染対策工事には5085万円を確保、計52床の個室化を進める。
多世代交流センター整備には3142万円を投じ、船形中央会館を無償で譲り受け改修する。
委託関連では、福田体育館の耐震補強設計、川間学童保育所を小学校の余裕教室に移転するための設計、あすなろ職業指導所と郷土博物館の耐震診断に着手する。
一方、継続事業では、継続費の変更に伴い、道の駅整備の検討に730万円を配分。感染症の影響で休止状態にあった基本計画の作成を進める。
小学校トイレ改修には、補正予算案への計上分とあわせて7億8730万円を確保。岩木小など3校に加え2校の改修を前倒しで実施。25、26年度の改修を予定している4校の設計に着手する。岩木小には2カ年で2億5740万円の継続費を設定する。
鈴木貫太郎記念館再建には30万円を充て、施設規模など検討する。
土木関連では、野田市駅西土地区画整理事業に8億1070万円、愛宕駅西口駅前広場等整備に1億3790万円、阿部沼雨水幹線整備に1億2100万円を投じる。
誘致を進めてた愛宕駅前のホテルは7月に着工、24年6月のオープンを目指す。規模は8階建て延べ4491平方m。市は着工前にホテル後背地の道路を整備する予定だ。