放課後クラブを建設 新中学校建設に委託料(2022年度予算案 宮城県 美里町)

[2022/2/22 宮城版]
宮城版220222_美里町の22年度予算案_表 宮城県美里町は2月21日、2022年度予算案を発表した。一般会計の総額を前年度当初と同等の106億7444万円とする考え(前年度比0.4%増)。子育て・教育環境の充実に向けて、不動堂小学校の学区に放課後児童クラブの拠点施設を建設する。新中学校の整備事業では、建設用地の造成費や発注者支援業務などの委託料2億8888万円を計上した。予算案は3月1日開会の町議会3月会議に提出する。

 一般会計は前年度比で0.4%(4257万円)の微増で、わずかではあるものの2年ぶりに増加する見込み。

 一般会計における普通建設事業費は10億5320万円を計上した。前年度比で52.9%(3億6438万円)の大幅な増加を見込む。このうち、単独事業分は6億8537万円と、普通建設事業費全体の65.1%を占めている。

 一般会計のほかは、水道事業会計が11億3228万円で、前年度比0.9%(976万円)の増加。下水道事業会計が22億1913万円で、同22.3%(6億3545万円)の減少を見込む。これに特別会計3事業と病院事業会計を合わせた予算総額を208億3813万円とし、前年度と同等にする方針だ(前年度比0.9%減)。

 不動堂小学校の敷地内に建設する放課後児童クラブの事業費は、工事費に2億0631万円、施工監理委託料に686万円を計上した。町は20年度から老朽化した放課後児童クラブの建て替えを段階的に行っており、不動堂小学校では2021年度に設計業務をまとめた。桂設計(仙台市太白区)が担当し、木造2階建て延べ650平方m程度の建物を建設する方針だ。

 新中学校の整備事業では、建設地の造成費を含む業務委託料として2億8888万円を計上。施工監理委託料に400万円を計上した。

 新中学校の整備事業者は、プロポーザルを経て大和リース(仙台支社・仙台市太白区)、橋本店(仙台市青葉区)らが結成する特別目的会社を特定済み。BTO方式を採用し、設計・施工と建設後の維持管理を任せる。

 建設地が元水田のため、造成の前段として沈下を促進させるための載荷盛土が必要になる。業務委託料の中には22年度分の載荷盛土費を含めた。合わせてBTO方式を適切に推進するために、発注者支援業務を委託する。

 都市公園の整備では、十王山公園の遊具やベンチなどの改修に向けて、600万円の実施設計委託料を計上。これとは別に、公園施設の改修に係る設計委託料に930万円も計上した。また、小牛田公園などの改修には、工事費に1710万円を計上した。

 町道の維持管理では、道路改良費に2億0650万円、橋の改修費に8000万円を計上。牛飼地区、北浦地区で路肩の拡幅を推進する。また荻埣中央線などの改良を推進する。

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