町役場改修に6億円 町道6路線で改良事業(市貝町新年度予算案)
[2022/2/18 栃木版]
市貝町は17日までに、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初から20.3%増加し、59億3000万円となった。普普通建設事業費は、町役場庁舎の改修などで154.8%と大幅に増加し13億4824万円。主な建設事業は、市塙古都地区の水路整備、小学校トイレ洋式化設計、市貝中学校の排水整備、農業集落排水施設の公共下水道への接続などを挙げている。町道は、6路線で道路改良事業を進める。
主な建設事業を見ると、庁舎設備改修事業には6億1300万円を計上。町役場庁舎について、避難所としての強靭化と脱炭素を図るため、太陽光パネルや蓄電池など再生可能エネルギー設備の導入、空調設備の更新、照明LED化などを行う。
団体営農地耕作条件改善事業には9949万円を計上し、市塙古都地区の土水路(L約800m)をU字溝に整備する。上赤羽地区などを対象とした地籍調査事業には、4714万円を配分している。
町道は、6路線の道路改良事業に3億6830万円を計上。事業の内容は▽塩田地内および続谷地内での塩谷続谷線(L約600m)の切土、水路付替、拡幅改良工事(W9.5m)▽市塙地内での市塙椎谷線の拡幅改良工事(L160m、W9.5m)▽赤羽地内での赤羽工業団地線の拡幅改良工事(L約300m、W13m)▽上根地内での谷中東線の拡幅に向けた現況測量、詳細設計▽多田羅地内での大橋篭堰線の拡幅に向けた用地買収▽赤羽地内での赤羽小山線の拡幅に向けた用地測量、詳細設計-となっている。
学校施設は、全3小学校を対象とした校舎トイレの洋式化設計に419万円を配分。市貝中学校では、校庭の排水処理機能改善で5136万円を計上し、表面排水、暗渠、側溝の整備を行う。中央公民館は、エレベーター設置や床の張り替えで1413万円を計上した。
特別会計は、農業集落排水事業が1.2%増の8600万円、公共下水道事業が40.5%増の2億6000万円を予算化し、老朽化した鴻之宿地区農業集落排水処理施設の接続には7000万円を配分している。農業集落排水事業と公共下水道事業はそれぞれ、23年度末までに公営企業会計へ移行する。
建設関連の主な事業は次の通り。(▼は新規、単位・万円)
《一般会計》
【議会関係】
▼議会議員タブレット端末導入事業=176.2
【総務関係】
▼庁舎設備改修事業=6億1300
【衛生関係】
▽家庭用低炭素化促進設備設置費補助事業=255
【農林業関係】
▼畜産担い手育成総合整備事業(設備投資を支援)=8996
▽団体営農地耕作条件改善事業=9949.4
▽農業競争力強化農地整備事業(椎谷地区圃場整備事業負担金)=1837.5
【商工観光関係】
▽企業立地奨励事業(企業の新設および増設に奨励金を交付)=1150
【土木関係】
▽地籍調査事業=4714.6
▽道路改良事業(改良工事・設計等)=3億6830.6
▽空き家バンクリフォーム等補助事業=250
【教育関係】
▼市小学校校舎トイレ洋式化事業(設計)=419.1
▼小中学校バリアフリー化事業(校舎や体育館にスロープ設置)=110
▽中学校校庭排水処理改善事業=5136
▽中央公民館エレベーター設置および床張替事業=1413
《農業集落排水事業特別会計》
▽公営企業会計適用推進事業=400
《公共下水道事業特別会計》
▽公営企業会計適用推進事業=800
▼農業集落排水処理施設接続事業=7000