[2022/2/5　宮城版]
　石巻市は2日、市有地2カ所の売り払いに関する一般競争入札を開札し、落札者を決めた。1カ所は所在地が向陽町5丁目12-10で、牡鹿観光(石巻市)が2億2318万円で落札。予定価格は2億2300万円。もう1カ所は同町5丁目12-11でバレンタイン・コンサル(同)が2億3811万円で落とした。予定価格は2億2800万円だった。

　2カ所とも面積は4511平方ｍの宅地。都市計画区域(市街化区域)に位置しており、用途地域が第1種中高層住居専用地域。建ぺい率は60％、容積率が200％。JR仙石線蛇田駅から向陽町5丁目12-10が約1.9km、同12-11が約2kmの距離にある。

　12-10は西側が幅員約6.5m、東側が約12mの舗装市道に接している。12-11は西側が約6.5m、北側が約11m、東側が約12mの舗装市道に面している。

　大震災前は市営住宅が建っていた場所で、震災後に仮設住宅団地として利用されたが、すでに建物は解体撤去され更地となっている。敷地内に電柱や支柱がある。土地は利用条件が特になく、現状のまま引き渡す。