ふれあいの丘の空調更新 佐久山東部浄水場で耐震補強(大田原市の新年度予算案)

[2022/2/2 栃木版]

 大田原市は1日、2022年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度当初から3.3%増加し、310億1100万円となった。このうち普通建設事業費は、道路整備事業やふれあいの丘の整備などが影響し、44.5%増の14億1116万円となっている。主な建設関連事業は道路整備などのほか、脱炭素化や再エネなどの利用促進に向けた調査、橋梁の補修、那須野が原ハーモニーホールの照明設備更新工事、佐久山東部浄水場送水管更新工事および耐震補強工事が挙げられる。     =2面に主要建設関連事業と予算額

市道整備や橋梁補修を推進

 地球温暖化対策事業には脱炭素化や再エネなどの利用促進に向けて、1235万円を計上した。このうち、公共施設の再エネ設備などの未設置箇所の発電量や日射量、再エネ設備などの導入ポテンシャルの調査に1000万円を配分する。

 道路では、市道整備事業に1億6000万円を計上し、市道大田原喜連川線や市道狭原石田線の工事などに充当する。また社会資本整備総合交付金事業は、市道中田原那須塩原線の改良工事や市道中田原東那須野線の物件調査などで5431万円を計上。防災・社会資本整備総合交付金事業には5840万円を計上し、市道旧東野鉄道線の改良工事や市道末広緑線の物件調査、市道大神福原線の詳細設計などを実施する。

 橋梁維持事業には1億3830万円を計上し、荻野目橋・矢島橋・清水橋の補修工事などを計画する。JR野崎駅東口整備事業には、5534万円を計上。この事業では道路整備などを計画しており、22年度は用地取得や物件補償などを進めていく。

 ふれあいの丘では、青少年研修センターの空気調和設備等改修工事に1億5000万円を配分する。給食センターでは、ボイラー2基の更新工事に2000万円を予算化。那須野が原ハーモニーホールでは、大ホール照明設備更新工事などに4177万円を計上している。

 企業会計は、水道事業の資本的支出が17%減の9億7000万円となった。市水道事業施設整備基本計画事業は、佐久山東部浄水場で送水管更新工事および耐震補強工事を行うため、1億5184万円を配分。老朽管や機械設備の更新工事には、4億0713万円を計上した。

 下水道事業の資本的支出は、9.1%減少して11億8400万円となる。このうち、管渠等築造工事には4億0460万円を配分している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.