複合拠点施設を整備 22・23年度実施計画 赤沢川で護岸補修(上三川町)
[2022/1/29 栃木版]
上三川町は28日までに、2022・23年度の総合計画実施計画をまとめた。重点事業のうち、建設関連では▽消防・防災体制の充実▽上下水道整備事業▽子育て支援の推進、学校教育の充実▽産業振興事業-などを挙げている。年度ごとの財政計画をみると、一般会計の規模は23年度が110億2789万円、23年度が130億5108万円と試算。このうち普通建設事業費は、23年度が9億5901万円、23年度が24億9085万円となっている。 =2面に建設関連事業一覧
特環は石田地区の汚水整備
消防・防災体制の充実では、河川の整備や田んぼダム整備事業などを実施する。河川事業は、22年度に赤沢川護岸測量設計や雀川護岸補修工事などで2700万円、23年度に赤沢川護岸補修工事などで5200万円を計上。石田地区で事業を予定している田んぼダム整備事業では、22年度・23年度にそれぞれ1254万円を計上した。
上下水道整備事業は、管渠や配水管などの整備を推進する。配水管整備や老朽管の布設替工事を進める水道施設整備事業は、22年度に1億9520万円、23年度に1億8116万円を配分する。汚水整備・雨水整備を行う公共下水道事業は、22年度に1億8058万円、23年度に1億7557万円を計上。また、特定環境整備事業は22年度に1億3460万円、23年度に1億1820万円を配分して、石田地区の汚水整備を行う。
子育て支援の推進、学校教育の充実では、学校施設のうち、小学校給水設備改修事業で22年度に1809万円、23年度に1828万円を計上する。小学校ワイヤレス放送設備改修工事は22年度に1022万円、上三川小学校の給食用ダムウェーター改修工事は23年度に340万円を配分する。明治中学校体育館の屋根防水改修工事には、22年度に986万円を計上している。
産業振興事業では、農業用施設の整備などを実施する。用排水路の改修等を支援する県単農業農村整備事業は、22年度・23年度ともにそれぞれ2100万円を配分。農地利用計画策定に向けては、22年度の基礎調査等に450万円、23年度の計画作成等に370万円を配分している。
まちづくりのうち、生涯学習・子育て支援総合施設整備事業には22年度に4548万円、23年度に19億3000万円を計上。町中央公民館の建て替えを計画し、町いきいきプラザ南側にある町有地に複合施設を整備する。複合施設は、生涯学習拠点・子育て支援拠点・分庁機能(町教委事務局)・ウォーカブル拠点要素の機能を持つ施設とし、施設規模は約2300平方m、耐震性は構造体II類・非構造部材B類・建築設備乙類とした。23年度に工事を行う。
道路は、道路整備事業に22年度1億7000万円、23年度2億0100万円を配分する。道路維持事業は22年度・23年度とも各1億円を充当。橋梁維持管理事業は22年度に5350万円を配分し、点検や工事を実施する。また23年度には7350万円を配分し、工事や修繕計画の策定を予定する。
富士山地区市街地整備事業では、区画道路整備や公園整備で22年度に2875万円を配分。公園通り整備事業は23年度に2800万円を配分し、道路美装化詳細設計などを実施する。公園整備などを行う願成寺地区市街地整備事業では、22年度に5605万円、23年度に5094万円を配分。
公園は、都市公園の維持管理等で22年度に1億1986万円、23年度に1億2740万円を配分したほか、23年度に磯川緑地公園施設改修設計で355万円を配分している。上三川霊園の造成工事は、22年度に2500万円を配分。町内コミュニティセンター施設整備は22年度に4670万円、23年度に4232万円を配分した。町役場の庁舎・設備維持修繕事業は、22年度に8589万円、23年度に9437万円を配分している。