那珂川橋下部工など 発注見通し 新たに67件を追加(県土整備部)
[2022/1/28 栃木版]
県土整備部は28日付で、発注の見通しが立った1月期の建設工事(250万円超)を公表する。新たに追加した工事は67件で、このうち予定価格5000万円以上(20年度補正は1億円以上、一部3000万円以上で試行)の条件付き一般競争入札を、国道294号二宮拡幅の道路改良工事や国道408号宇都宮高根沢バイパスの地盤改良工事、主要地方道西那須野那須線の那珂川橋(仮称)下部工建設工事、那須庁舎の構内外構工事の合計8件に適用する。このほかの追加分59件は、いずれも指名競争入札で発注する。
追加公表案件の土木事務所・課別内訳は、宇都宮土木が5件、鹿沼土木が2件、日光土木が15件、真岡土木が10件(うち条件付き一般競争入札3件)、栃木土木が7件、矢板土木が3件(同2件)、大田原土木が10件(同3件)、烏山土木が7件、安足土木が7件、公園事務所が1件。下水道管理事務所と河川課、建築課、住宅課は今回、該当がなかった。
宇都宮土木は、県道下高根沢氷室線や主要地方道宇都宮那須烏山線、主要地方道宇都宮結城線の舗装修繕工事で4件を追加し、それぞれ4カ月の工期で施工する。このほか、宇都宮市の横山町2A地区の砂防法面工事も追加している。
鹿沼土木は、主要地方道鹿沼足尾線の天満橋北の橋梁拡幅工事を追加し、指名競争入札で発注して約11カ月の工期で施工する。また、一級河川思川の鹿沼市北半田地先の堤防強化工事も追加し、2000立方mの築堤工事を4カ月の工期で施工する。
日光土木は、15件を指名競争入札で発注する。国道121号は中岩橋と海尻橋の橋梁補修工事や五十里トンネルの補修工事を発注し、国道122号は大谷川橋と掛水橋、主要地方道川俣温泉川治線は白萩橋の橋梁補修工事を追加。このほか、三河沢ダムの放流警報設備更新工事や橋の沢、坂本沢、湯西川の堆積土除去工事なども追加した。
真岡土木は、国道294号二宮拡幅の道路改良工事で3件の一般競争入札を追加し、それぞれ約10カ月の工期で施工する。このほか、国道408号真岡南バイパスの舗装工事6件と県道真岡岩瀬線の舗装工事1件を指名競争入札で発注する。
栃木土木は、主要地方道栃木粕尾線野中町歩道橋の横断歩道橋塗装工事や県道蛭沼川連線大平町山下橋の橋梁補修工事、主要地方道栃木藤岡線の栃木市藤岡町大前地内の道路改良工事など、指名競争入札の案件7件を追加した。
矢板土木は、国道408号宇都宮高根沢バイパスの地盤改良工事2件の一般競争入札を追加して、それぞれ約10カ月の工期で施工する。また、一級河川内川の矢板市安沢地先の堤防舗装工事も追加している。
大田原土木は、主要地方道西那須野那須線の那珂川橋(仮称)下部工建設工事を一般競争入札で発注する。橋梁下部工1基の内容で、工期は約14カ月を予定する。那須庁舎の構内外構工事は、「その2」と「その3」の2件の一般競争入札を追加。指名競争入札では、県道黒磯田島線深山トンネルのトンネル補修工事や那珂川、箒川の堤防強化工事などを追加している。
烏山土木は、主要地方道宇都宮那須烏山線の那須烏山市田野倉地内の道路改良工事や那須烏山市金田橋地先の護岸工事、国道293号の那須烏山市上川井地内の切回道路撤去工事、一級河川武茂川の那珂川町健武地先の護岸工事などを追加している。
安足土木はいずれも指名競争入札で、足利市2件、佐野市5件の工事を追加した。足利市では国道293号の樺崎町地内や県道山形寺岡線の駒場町地内の舗装修繕工事を、佐野市では一級河川菊沢川の田島町地先の護岸工事や県道佐野環状線の舗装修繕工事などを追加している。
公園事務所は、みかも山公園の木道橋更新工事を指名競争入札で発注する。湿性植物園の木道橋更新一式の内容で、約4カ月の工期を予定する。
なお、未発注工事は追加分も含め、一般競争入札73件、指名競争入札175件の計248件となっている。
(2ー4面に248件の概要)