2校で長寿命化改良 振興計画実施計画 おもちゃ博物館を改修 (栃木県 壬生町)

[2022/1/21 栃木版]

 壬生町はこのほど、2022~23年度を期間とする町総合振興計画実施計画をまとめた。この計画では、将来都市像の実現に向けた施策体系や主要事業などを明らかにし、実施計画では2年間の予定事業を示している。建設関連では、現在工事を進めている新庁舎建設事業、清掃センター基幹的設備改良事業、南部配水場改修事業などのほか、道路や上下水道などのインフラ整備、新庁舎の跡地利活用、おもちゃ博物館改修等事業、2駅の整備事業、学校施設の長寿命化改良などを挙げている。 =2面に総合振興計画実施計画の建設関連事業一覧

国谷とおもちゃのまち駅整備へ

 総合政策課では、新庁舎跡地利活用検討事業で22年度に731万円を計上。この事業は年度内に基本計画を策定して、22年度は庁舎の解体工事を行うほか、下期にプロポーザル方式で事業者を公募するという。

 商工観光課では、新産業団地整備事業に22年度に719万円、23年度に1000万円を計上した。計画地は、羽生田産業団地の主要地方道羽生田上蒲生線を挟んだ反対側を構想。町は本年度末から来年度当初にも県へ整備要望を行うとしており、要望を経てから整備主体などの詳細が決まるとしている。

 おもちゃ博物館改修等事業は、22年度に8825万円、23年度に6354万円を計上する。この施設は22年度に屋上防水や屋根改修、23年度に外壁やトイレの改修を予定している。みぶハイウエーパークの改修工事は22年度に1932万円、23年度に2045万円を計上。22年度は野菜直売所の増築、ウッドキャビンの店舗への改修、給排水の追加整備、監視カメラ更新などを実施する。23年度は、壬生PA改修に合わせた駐車場改修工事を計画している。

 建設課は町道整備で、二級町道56号に22年度2580万円、23年度9000万円を計上。二級町道59号では22年度500万円、23年度5600万円を計上し、おもちゃ団地内の重要物流道路改良事業は22年度1億4300万円、23年度1億4800万円を計上した。

 道路はこのほか、町道単独道路整備事業で22年度に7000万円、23年度に7000万円を、町道修繕事業で22年度に1億0952万円、23年度に1億1870万円をそれぞれ計上している。普通河川江川は、改修事業で22年度に2430万円、23年度に9160万円を計上する。

 都市計画課では壬生スマートIC検討事業で22年度に231万円を計上したが、同課によると22年度は予算を充当して事業を行わない考え。本年度に作成する検討資料を基に、庁内や県の関係各所とともに検討を進めていくとしている。

 東武線の駅整備では、国谷駅前広場整備事業で22年度に3004万円、23年度に2億0003万円を計上。駅前広場の整備を計画しており、22年度から用地測量、物件補償や用地取得に着手して、これらの進ちょく状況を見ながら工事にも着手する。おもちゃのまち駅バリアフリー整備事業は、22年度に2億9005万円を計上した。駅東西広場へのエレベータ設置工事を22年度に着工する。

 水道課では、配水管整備などを行う配水設備事業で22年度に2億0010万円、23年度に2億0075万円を計上した。下水道課では、水処理センターの改築更新事業で22年度に1億3320万円、23年度に3億4440万円を計上。公共下水道事業は汚水で22年度に3億3243万円、23年度に3億8859万円を、雨水で22年度に3億5270万円、23年度に5億1560万円を計上している。農業集落排水事業は、整備を進めている旭町・星の宮地区の事業で22年度に3億7300万円、23年度に2億2900万円を計上した。

 学校教育課は、学校施設改修事業で22年度に6184万円、23年度に2億1180万円を計上する。22年度は睦小学校屋外プールの改修設計および工事、3小学校の防犯カメラ設置工事、壬生中学校武道場の床改修工事のほか、安塚小学校普通特別教室棟や壬生小学校体育館の長寿命化改良の設計を策定し、23年度にこれら2校の改修を着工するとしている。

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