社屋新築を来年度発注 4月の工事公告が目標(日本赤十字社宮城)
[2021/12/24 宮城版]
日本赤十字社宮城県支部(仙台市青葉区)は、同市泉区に社屋を移転新築する計画で、来年4月以降に新築工事を入札発注する。目標は4月にも一般競争入札を公告し、施工者を決めて着工、10~12カ月で施工して2023年3月の完成を目指す。総工事費は約7億円を試算している。
新社屋の建設場所は、泉区市名坂字石止44-7。第二種住居地域で、建ぺい率が60%、容積率が200%。敷地面積は4312平方m。新社屋の規模はRC+PC造2階建て延べ1314平方m。
新社屋はロジスティクセンターの役割も兼ねるため、1階に救援物資の倉庫や講習資材の倉庫を設け、2階に事務室や会議室、シャワー室などを配置する。トイレは1、2階にそれぞれ設置する。停電時に備え発電機も備え付ける。
通常時は事務所に使い、非常時は医療救護班の災害対応拠点とする。物資もここに集めて医療救護班とともに被災地に送る。敷地内には52台分の駐車場や訓練スペースを確保する。
新築工事の設計・監理業務は内藤建築事務所(東京事務所・東京都中央区)に委託した。基本設計が終わったばかりで、実施設計に着手しており、来年2月末までにまとめる。
なお、入札発注に当たっては、日本赤十字社宮城県支部の資格登録を要件とする考え。2022年1月から3カ年の入札参加資格に関しては、同支部のホームページで募集要領を公表しており、申請を随時受け付ける。資格を認定した日から登録が有効となる。
入札参加資格の申請を随時受付
日本赤十字社宮城県支部は、2022年1月~24年12月における建設工事や物品製造などの入札参加資格について、申請を随時受け付ける。希望者は申請書に営業経歴書や納税証明書などを添えて同支部総務課(仙台市青葉区堤通雨宮町4-17)に郵送か持参で提出すること。
申請を受け付けるのは、建設工事、測量・設計、物品の製造・販売・買受け、役務の提供等に関する入札参加について。
22年1月~24年12月の対象期間中は申請を随時受け付けるが、資格を認定した日から有効となるため、希望する調達案件の入札に間に合わないことがある点に留意すること。
申請書などは同支部のホームページから入手できる。問い合わせは同支部総務課(電話022-271-2251)まで。