壬生町 六美などで管渠推進 下水道経営戦略を改定 農集排は旭町・星の宮
[2021/12/09 栃木版]
壬生町はこのほど、町下水道事業経営戦略を改定した。それによると、計画期間は2021~30年度の10年間とし、下水道は六美町北部土地区画整理地内、下馬木地区、安塚南部地区などで管渠の整備を進め、農集排は旭町・星の宮地区で整備を行う。22年度の公共下水道事業の建設改良費は7億3215万円、農業集落排水事業の建設改良費は3億3844万円となっている。
公共下水道事業は、老朽管渠や水処理センターを計画的に改築・更新していく。北部処理区では、六美町北部土地区画整理地内の未普及地区の整備を重点的に実施し、壬生処理区では稲葉処理分区下馬木地区内の整備を行うとしている。雨水幹線および枝線については、北部第3排水区域内で未整備の安塚南部地区や、六美町北部土地区画整理地内で整備を進めていく。
民間活力活用については、現在のところ水処理センターの維持管理業務を包括的民間委託で行っているが、今後も委託内容を検討しながら効率的な維持管理を目指す。このほか、施設更新時に省電力の機器整備を図るとしている。
農業集落排水事業では、施設統合を検討する。新規地区整備事業としては、24年度の供用開始に向けて旭町・星の宮地区を計画的に整備していく。
投資・財政計画を見ると、公共下水道事業の資本的支出は22年度が10億5975万円、23年度が10億8066万円、24年度が11億5063万円、25年度が10億8351万円、26年度が10億7194万円、27年度が10億6304万円、28年度が10億6969万円、29年度が10億7387万円、30年度が10億6834万円と推移していく想定。
このうち建設改良費は、22年度が7億3215万円、23年度が7億3244万円、24年度が7億9372万円、25年度が7億3302万円、26年度が7億3332万円、27年度が7億3363万円、28年度7億3394万円、29年度が7億3426万円、30年度が7億3458万円と想定している。
同じく農業集落排水事業の資本的支出は、22年度が5億8872万円、23年度が4億4949万円、24年度が2億5950万円、25年度が2億6323万円、26年度が2億5258万円、27年度が2億4296万円、28年度が2億2512万円、29年度が2億2735万円、30年度が2億0827万円と試算する。
このうち建設改良費は、22年度が3億9383万円、23年度が2億4685万円。24年度から30年度については、それぞれ5000万円を計上している。