公園2期整備を分割 駐車場や園路とトイレなど 宮城県 女川町が月内再公告 女川スタジアム

[2021/12/01 宮城版]
 女川町は、女川スタジアム(仮称)の2期整備工事について、建築と土木に分割して月内に一般競争入札を再公告する意向だ。2期整備はスタジアム周辺に駐車場やトイレなどを整備する工事で、7月2日に一般競争入札を開札したが、不調に終わっていた。再発注に当たっては工事を分割するほか、当初予算に計上していた3億4330万円の事業費を繰越明許費に設定した。

 2期整備は清水町2丁目8で、屋外南トイレと屋外倉庫の建築、オレンジハウス(トレーラーハウス)の移設、園路と駐車場の整備、植栽などを行う。土木工事の施工面積は4.4ha。

 7月の入札時は、町外の1社が参加したものの、予定価格を上回り不調に終わった。入札の参加資格は、県内に事業所を置き、建築・土木工事業の特定建設業の許可業者で、土木工事に関する経審の総合評定値(P点)が850点以上で一級技術者が11人以上いること、またはP点が950点以上であることや、建築一式工事のP点が700点以上で一級技術者が3人以上いることなどを求めていた。

 再発注に当たっては土木と建築を分け、同じタイミングで入札公告する予定。年明けの開札になる見込み。工事は年度をまたぐことになるため、10月補正予算で事業費を繰越明許費に設定した。

 女川スタジアムは、以前に清水公園グラウンドと呼んでいた施設。1期工事は鹿島建設(東北支店・仙台市青葉区)が請け負い、芝生ピッチや観客スタンド、管理棟などを整備した。芝生の養生期間を経て、来年4月以降の供用開始を予定している。

 スタジアム全体の設計は日総建(東北事務所・仙台市青葉区)がまとめた。

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