県土整備部 足利高校舎新築など 発注見通し 新規で76件を追加

[2021/11/26 栃木版]
 
県土整備部は26日付で、発注の見通しが立った11月期の建設工事(250万円超)を公表した。新たに追加した工事は76件で、このうち予定価格5000万円以上(20年度補正は1億円以上、一部3000万円以上で試行)の条件付き一般競争入札を国道408号真岡宇都宮バイパスや宇都宮高根沢バイパス、県営住宅の長寿命化型改善、および足利高等学校新校舎新築工事など計18件に適用する。このほかの58件は、指名競争入札で発注する。

 追加公表案件の土木事務所・課別内訳は、宇都宮土木16件(うち条件付き一般競争入札9件)、鹿沼土木5件(同2件)、日光土木3件、真岡土木14件、栃木土木4件、矢板土木7件、大田原土木3件、安足土木15件、公園事務所1件、建築課8件(同7件)。烏山土木と下水道管理事務所、河川課、住宅課は今回、該当がなかった。

 宇都宮土木は、国道408号真岡宇都宮バイパスの地盤改良工事4件と橋梁下部工事2件、同宇都宮高根沢バイパスの擁壁工事2件、および国道119号下川俣歩道橋の横断歩道橋塗装工事を一般競争入札で発注する。

 国道408号真岡宇都宮バイパスは、国道123号との交差点をオーバーパスする清原立体の切り回し地盤改良と高架橋の下部工を追加した。いずれも第4四半期に発注し、地盤改良工事は約10カ月、橋梁下部工は約9カ月の工期で施工する。

 また国道408号宇都宮高根沢バイパスは、主要地方道宇都宮向田線をオーバーパスする野高谷立体(仮称)の擁壁工事2件を追加し、第4四半期に発注して約10カ月の工期で施工する。この工区では、年度内に橋梁の下部工と上部工の発注も計画している。

 鹿沼土木は、宇都宮鹿沼線の橋梁床版工事と砂防田沢地区の地盤改良工事をいずれも第4四半期に一般競争で発注し、8カ月間の工期で施工する。このほか、思川の堤防強化工事や県道上久我栃木線の道路排水補修工事は指名競争で発注する予定としている。

 日光土木は、県道日光今市線や国道121号、国道122号の舗装修繕工事3件を追加し、第3四半期に発注する。真岡土木は、国道408号真岡南BPや国道294号、町道台の原下原線の道路改良工事などを追加した。

 栃木土木は、国道121号の道路改良工事やおもちゃのまち下古山線の排水施設工事を第3四半期に、主要地方道宇都宮結城線の道路改良工事や一級河川巴波川の護岸工事を第4四半期に、いずれも指名競争入札で発注する。

 矢板土木は、主要地方道今市氏家線のL型擁壁工130mを第4四半期に予定するほか、舗装工事や舗装修繕工事を追加。大田原土木は、田町1号沢と田町2号沢、および山中沢の砂防堰堤工事3件を追加して、第3四半期に発注する。

 安足土木は足利市で9件、佐野市で6件を追加した。足利市では県道中野福居線の道路改良工事や一級河川旗川の掘削工事、県道寺岡館林線新明陸橋の橋梁補修工事など、佐野市では県道柏倉山葛生線ほかの天神橋(側道橋)や水鳥橋、県道仙波葛生線の南光内橋の橋梁補修工事などを予定している。

 公園事務所は、みかも山公園の湿性植物園木道橋更新工事を追加し、第3四半期に指名競争で発注して約4カ月の工期で施工する。

 建築課は、県立足利高等学校新校の整備で校舎の新築工事と電気設備工事、機械設備工事、体育館の新築工事と電気設備工事の5件を追加し、第4四半期に発注して約22カ月の工期で施工する。この新校は、共学化に伴う足利高と足利女子高の統合校となるもので、現在の足利女子高の敷地と足利市民会館を解体した跡地に整備する。

 校舎棟はRC造3階建て延べ約7900平方mで、電気設備はこのほか図書館棟(S造2階建て延べ約800平方m)と部室(木造平屋約250平方m)も対象とする。体育館はRC造(一部S造)2階建て、延べ約2900平方m。機械設備工事は、校舎棟と体育館、図書館棟、部室までを一括して対象とする。

 県営住宅の長寿命化型改善工事は、羽川住宅が1号棟(RC造5階建て延べ2005.4平方m)の外壁、屋上防水、給排水の改修工事など、平松本町住宅が4号棟(RC造5階建て延べ1846.18平方m)の外壁、屋上防水ほかの改修工事、および機械設備工事として給排水設備の改修を、それぞれ第4四半期に発注する。

 (2面に76件の概要)

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