新築費を来月予算化 河北地区の統合保育所(宮城県 石巻市)
[2021/11/17 宮城版]
石巻市は、河北地区統合保育所の新築工事費を12月補正予算で確保する予定だ。工事費は6億円弱を試算。年度内に工事発注し、来年度までかけて施工するため、債務負担を設定する見込み。工事発注は年明けごろに一般競争入札の手続きを公告し、落札決定した後、来年の市議会2月定例会で工事請負契約の承認を得ることになりそうだ。2023年4月の供用開始を目指す。
同保育所は小船越字後223-2の市有地に建設する。敷地面積は6153平方m。保育所の建物は、木造平屋約990平方mの規模で、0~5歳児の保育室、遊戯室、調理室、職員室などを設ける。定員は70人を見込む。
敷地内には園庭、遊具、駐車場、キュービクル、プロパン庫、受水槽などを配置する予定。当初は木造2階建て延べ80平方m程度の外部倉庫を建てることにしていたが、外部倉庫は市販のものを購入して設置する予定。
新築工事の基本設計業務と実施設計業務は、日総研(東北事務所・仙台市青葉区)に委託した。実施設計業務の履行期間は今月末まで。
敷地の造成工事は、9月15日に一般競争入札を開札し、東北建設(石巻市)が4318万3990円で落札した。工事内容は1100立方mの掘削工、630立方mの盛土工、延長91mのL型擁壁工、600立方mの中層混合処理工、延長209mの自由勾配側溝工など。工期は22年3月31日まで。