熊谷知事に要望活動 早期の全線開通を(北千葉道路建設促進期成同盟)
北千葉道路建設促進期成同盟(会長・芝田裕美鎌ケ谷市長)は28日、県庁を訪れ、熊谷俊人知事に要望活動を展開した。北千葉道路の全線開通に向け、事業化区間のさらなる整備促進のほか、未事業化区間の早期事業化を強く求めた。
要望活動には、芝田会長や村越祐民市川市長、松戸徹船橋市長、本郷谷健次松戸市長、小泉一成成田市長、笠井喜久雄白井市長、印西市の櫻井敦都市建設部長のほか、各市議会の議長らが参加し、要望書を熊谷知事に手渡した。
芝田会長は、沿線市として、北千葉道路の事業促進に向け、関係機関との協議や地元調整、用地取得などを円滑に進めていくための協力体制を整備する考えを示した。
事業化区間と未事業化区間ともに、早期の全線開通に向けた取り組みを進めるよう重点的に要望し、「沿線のまちづくりに大きく影響する事業なので、1日も早く進めてもらいたい」と強く求めた。
熊谷知事は「事業化区間も未事業化区間も全力で取り組んでいきたい」と力強く語ったという。
要望内容は次の通り。
▽北千葉道路の西側区間(小室IC以西)について、事業化区間の早期整備を図ること。市川市~船橋市間の同時開通により、事業効果を最大限発揮させるため、未事業化区間の国による早期事業化を図ること。市川市~船橋市間の専用部については、早期整備を図るため、直轄事業と有料事業の合併施行とすること
▽北千葉道路の東側区間(印西市~成田市)について、成田市押畑~大山間を引き続き、早期開通に向けて整備を進めること。印西市吉高~成田市北須賀間については、4車線で整備すること
▽国道464号の全線の直轄編入を図ること
▽道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源の創設を検討するとともに、2022年度は道路予算全体を増額し、必要な予算を確保すること