県の10月期発注見通し 全体で638件を公表 一般競争は97件に適用
[2021/10/22 栃木版]
県は22日付けで、10月期の建設工事発注見通し(250万円超)を公表する。全体の件数は638件で、このうち予定価格5000万円以上(災害復旧等補正予算分は1億円以上、県土整備部は3000万円以上で試行)の条件付き一般競争入札は県土整備部92件、企業局と教育委員会事務局各2件、農政部1件のあわせて97件に適用する。新たに追加した工事では、国道119号御幸アンダーのアンダーパス補修工事や宇都宮笠間線簗瀬歩道橋の補修工事、大田原氏家線親園佐久山バイパスの道路改良工事、西那須野那須線黒磯那須バイパスの水路工事、県道寺岡館林線高橋大橋の橋梁塗装工事、および足利女子高校解体工事などが一般競争入札の対象となる。 =2~8面に638件の概要
今回公表した発注見通しの部局別内訳は、県土整備部が最も多く430件。次いで教育委員会75件、警察本部60件(別途国費分4件)、環境森林部35件、農政部21件、企業局12件、経営管理部3件、県民生活部2件となった。
県土整備部の各課室・事務所別内訳は、宇都宮土木事務所54件(うち条件付き一般競争入札17件)、鹿沼土木事務所22件(同1件)、日光土木事務所31件(同1件)、真岡土木事務所19件(同1件)、栃木土木事務所37件(同3件)、矢板土木事務所42件(同8件)、大田原土木事務所52件(同15件)、烏山土木事務所43件(同11件)、安足土木事務所60件(同4件)、下水道管理事務所5件(同1件)、公園事務所20件(同1件)、建築課45件(同29件)となり、河川課と住宅課は該当が無かった。
宇都宮土木は、前回の公表から14件を追加した。国道119号御幸アンダーのアンダーパス補修工事は第3四半期、主要地方道宇都宮笠間線簗瀬歩道橋の補修工事は第4四半期に、いずれも一般競争入札で発注する。
鹿沼土木は今回、12件を追加した。いずれも指名競争入札で、大芦川や永野川の堆積土除去工事、武子川の護岸工事、粟野川の堤防強化工事などを第3四半期に、主要地方道鹿沼足尾線の落石防護網設置工事を第4四半期に発注する。
日光土木は14件を追加し、いずれも指名競争入札で発注する。主要地方道今市氏家線の道路改良工事や木戸沢、汲戸沢ほかの堆積土除去工事などは第3四半期、青柳沢や鈴倉沢、七久保沢ほかの堆積土除去工事などは第4四半期の発注を予定している。
真岡土木は、第3四半期に指名競争入札で発注する12件を追加した。このうち主要地方道栃木二宮線や国道408号真岡南バイパス、県道黒田市塙真岡線の道路改良工事は、それぞれ約8カ月の工期で施工する。
栃木土木は20件を追加し、うち19件は第3四半期に発注する。主要地方道小山環状線の舗装工事や杣井木川排水機場の外構工事はそれぞれ2件に分割して、いずれも6カ月の工期で施工。県道小山下野線の下野市祇園1丁目地内の工事は、道路改良工事と道路照明移設工事の2件を発注する。
矢板土木は、指名競争入札10件を追加した。主要地方道那須烏山矢板線の道路改良工事は第3四半期、県道上高根沢氏家線の道路改良工事は第4四半期の発注を予定。箒川や平野2号沢、大名沢、飯岡下沢の堆積土除去工事は第3四半期に発注して、約4カ月の工期で施工する。
大田原土木は22件を追加し、このうち主要地方道大田原氏家線親園佐久山バイパスの道路改良工事と主要地方道西那須野那須線黒磯那須バイパスの水路工事に一般競争入札を適用する。いずれも第4四半期に発注し、約10カ月の工期で施工する。
烏山土木は、主要地方道那須烏山矢板線や国道294号などの通学路安全対策工事と国道461号の側溝整備工事、国道294号の歩道工事の4件を追加し、全て指名競争入札で発注する。
安足土木は20件を追加し、このうち県道寺岡館林線高橋大橋の橋梁塗装工事1件に一般競争入札を適用する。また、旗川の護岸工事と堆積土除去工事は各2件を追加し、秋山川は排水樋門改築工事と堤防強化工事を追加していずれも第3四半期に発注する。
公園事務所は、総合運動公園の舗装工事と総合スポーツゾーンの舗装修繕工事2件のあわせて3件を追加した。下水道管理は5件を追加し、このうち鬼怒川上流流域下水道(上流処理区)上流浄化センターの機械設備更新工事を一般競争入札で発注する。
建築課は19件を追加し、このうち13件を一般競争入札で発注する。足利女子高校解体工事は2件に分割し、それぞれ第3四半期に発注して約10カ月の工期で施工。保健環境センターの長寿命化に伴う自家用発電設備改修工事は第4四半期に発注して、約11カ月の工期で施工する。