［2021/10/01　栃木版］
　国交省関東地方整備局は1日、建設工事発注見通し(10月期・250万円超)を公表する。本県関係工事は4事務所合わせて10件で、宇都宮国道事務所は国道4号の電線共同溝工事や交通安全対策工事を一般競争で発注。日光砂防事務所は砂防堰堤改築と床固改築、および崩壊地対策工事2件をいずれも一般競争入札で発注し、渡良瀬川河川事務所は開閉装置製作・据付を一般競争、築堤工事を公募型指名競争で発注する。鬼怒川ダム統合管理事務所は、ダムの維持修繕工事2件に公募型指名競争を予定する。 　　 (3面に事務所別の発注予定)

　10月期の発注見通しは、一般競争(政府調達協定対象)21件、一般競争135件、一般競争(拡大)9件、通常型指名競争3件、公募型指名競争29件の計197件。工種別では一般土木93件、アスファルト舗装工事16件、維持修繕工事11件などとなっている。

　県内の事務所は、一般競争(拡大)で宇都宮営繕事務所1件、一般競争で宇都宮国道事務所2件と日光砂防事務所4件、渡良瀬川河川事務所1件、宇都宮営繕事務所2件、公募型指名競争で渡良瀬川河川事務所1件と鬼怒川ダム統合管理事務所2件を予定する。

　宇都宮国道事務所は、国道4号の電線共同溝その2工事を第3四半期、交通安全対策工事を第4四半期にいずれも一般競争で発注する。電線共同溝工事は宇都宮市平出工業団地で電線共同溝工や舗装工などを実施するもので、交通安全対策工事は那須地区における道路土工や擁壁工、舗装工、排水構造物工などの内容となる。

　日光砂防事務所は、大谷川上流第17床固改築工事を第3四半期に、小米平上流砂防堰堤改築工事とワミ沢左岸崩壊地対策工事、および馬返崩壊地対策工事を第4四半期に、いずれも一般競争で発注。馬返崩壊地対策工事は約21カ月、小米平上流砂防堰堤改築工事は約18カ月の工期で施工する。

　渡良瀬川河川事務所は、越名水門開閉装置改良工事を一般競争で、渡良瀬川左岸高橋町地先築堤工事を第3四半期に公募型指名競争でそれぞれ第3四半期に発注する。鬼怒川ダム統合は、五十里ダムの流木止設置工事と法面補修工事を第3四半期に公募型指名競争で発注する。

　なお、宇都宮営繕事務所はいずれも茨城県内の工事となり、東海保障措置センターの建築改修その他工事を一般競争(拡大)で、農林水産研修所つくば館水戸ほ場(21)電気設備工事と同機械設備工事を一般競争入札で発注する。