昭和で基本構想 陸上競技場の新設(宮城県 石巻市)
[2021/9/29 宮城版]
石巻市は28日、陸上競技場の基本構想策定業務について一般競争入札を開札し、昭和(東北支社・仙台市宮城野区)が498万円で落札した。予定価格は613万円、最低制限価格が487万6098円だった。同業務では陸上競技場の新設に向け、施設の機能や規模、配置計画、スケジュールなどを検討するほか、概算事業費を算出する。履行期間は2022年3月25日まで。
市の構想では、南境字新小堤18のセイホクパーク石巻(市総合運動公園)に第3種公認競技場として陸上競技場を新設する。昨年度は昭和に基礎調査支援業務を委託し、想定される導入機能や施設規模、概算工事費などを検討した。今回の基本構想策定業務では、付帯施設なども含めてより詳細に検討する。
基礎調査の結果を踏まえた段階では、整備内容として1000人収容のメインスタンド、5000人収容の芝生スタンド、日除け、全天候フィールド、芝舗装、夜間照明(公園灯)などを想定。
施設規模は、敷地面積が3haで、メインスタンドに2500平方m、芝生スタンドに5500平方m、トラックフィールドに約1万7000平方m、芝生フィールドに約7000平方mを見込んでいる。
概算事業費は、設計費が約6600万円、工事費が約22億円。工事費の内訳は、メインスタンドがRC造で6億2250万円、芝生スタンドが6億8475万円、日除けが膜屋根で1億8000万円、全天候フィールドが5億1000万円、芝舗装が1400万円、夜間照明が650万円など。この中には付帯施設が含まれていない。
担当課の体育振興課は、付帯施設として室内走路、管理棟、合宿所、駐車場などの整備も視野に入れている。
今後は来年度に基本計画の策定業務を委託し、基本計画がある程度固まった段階で、PFI可能性調査業務を委託したい考え。