仙台秋保に支援学校新築 入札対象は3者JV WTO入札 21日公告(宮城県出納局)

[2021/9/16 宮城版]
 宮城県出納局は9月15日、大型工事2件の入札概要を発表した。「仙台南部地区特別支援学校新築工事」と「高砂コンテナターミナルガントリークレーン3号機更新工事」の一般競争入札を、9月21日に公告する方針だ。秋保地区(仙台市太白区)に新設する支援学校の工事では、延べ1万6000平方m規模の校舎棟などを建設する。WTO対象の案件となり、3者で結成するJVを入札の参加対象とする。

 仙台南部地区特別支援学校新築工事の発注業種は「建築一式工事」。9月15日に入札を公告し、3者JVを対象に参加者を募る。開札は11月17日の予定。入札には標準型(施工計画型)の総合評価を適用する。

 仙台圏域では軽い知的障がいがある児童・生徒が増えていることから、宮城県は秋保地区にあった旧拓桃医療療育センターなどの跡地約2万6000平方mを活用し、小・中・高等部の児童・生徒210人程度を受け入れる特別支援学校を新設することにした。高等部には普通科に加え、実践的な産業技術科を設けて自立を支援する

 施工地は仙台市太白区秋保町湯元字鹿乙20ほか。ここにRC造(一部SRC造およびS造)4階建て延べ1万6232平方mの校舎棟を建設する。併せて生活訓練棟(木造平屋98平方m)と屋外倉庫棟(木造平屋38平方m)も建設する。

 発注予定によると、工期は約18カ月を見込み、概算工事費を55億円と試算している。

 今回、発注する新築工事に、設備工事は含まない。宮城県土木部は11月以降に別途、電気工事と衛生工事、機械工事、空調工事、昇降機工事を発注する方針だ。

 建物やグラウンドの基本・実施設計と土地利用計画は佐藤総合計画(東北オフィス・仙台市青葉区)が担当した。宮城県は支援学校の初期建設費を89億3700万円と試算している。

■県出納局 9月21日公告予定案件
1 件名
場所
仙台南部地区特別支援学校新築工事 業種
等級
建築一式
WTO
3者JV
仙台市太白区秋保町湯元字鹿乙20他
概要 ▽校舎棟:RC造(一部SRC造およびS造)4階建て延べ1万6232㎡
▽生活訓練棟:木造平屋98㎡ ▽屋外倉庫棟:木造平屋38㎡
▽外構工事 ※建築設備工事を除く
入札
方式
標準型
(施工計画型)
2 件名
場所
高砂コンテナターミナル
ガントリークレーン3号機更新工事
業種
等級
機械器具設置S
仙台塩釜港(仙台港区)・仙台市宮城野区蒲生字町
概要 ▽ガントリークレーン製作・据付:1基
▽既設ガントリークレーン撤去:1基 ▽詳細設計
入札
方式
高度Ⅱ型

 

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