新交通システムを検討 整備手法調査でプロポ 参加表明は24日まで(宮城県 富谷市)
[2021/8/18 宮城版]
富谷市は17日、令和3年度富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加資格は市の土木関係建設コンサルタント業務の都市計画および地方計画の承認を受けていることなど。2016年度以降の都市交通計画策定業務の実績も求める。委託上限額は税込み897万6000円以内。
日程は参加表明と設計図書の閲覧が24日まで。参加表明書は同日まで市財政課に到着したもののみ有効。質問は26日から30日まで受け付ける。企画提案書の提出は9月15日まで。1次審査は同17日に実施し、プレゼンテーションは同24日を予定している。
市は過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化などに向け、18年度に都市・地域総合交通戦略の基本構想、19年度に富谷市都市・地域総合交通戦略の基本計画を策定した。
基本計画では、柱として「新たな軸となる基幹公共交通の整備」を掲げ、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3.4km区間の整備が最重要課題としている。
今業務では、地下鉄整備を想定した場合の採算性の検討や従来の整備手法以外にも、PFI方式による整備・運営の事業スキームや採算性などを検討し、市の望ましい都市像の実現に向けた新たな都市交通システムの整備・運営手法の検討を行う。
業務概要は▽地下鉄整備の基本計画▽地下鉄整備による効果・影響の検討▽費用便益分析▽事業の採算性の検討▽PFI事業のメリットと関係法令等の整理▽事業スキームの検討▽収支の前提条件の整理▽事業の採算性の検討──など。履行期限は22年3月18日まで。