都計道1.5km新設で設計 古川地区/李埣新田線のII期(宮城県 大崎市)

[2021/8/4 宮城版]
 大崎市は、古川地区で都市計画道路李埣新田(すもぞねにいだ)線のII期整備に着手するため、調査設計業務を委託する。調査設計の対象延長は1.5kmで、道路や橋梁1基の詳細設計、地質調査などを一括してまとめる。3日付で同業務の一般競争入札を公告しており、12日まで質問、23日まで入札書を受け付け、25日に開札する。

 同線のII期整備は、古川福浦地区の国道4号との交差点から、西側に向かって県道古川一迫線までに至る延長1.5km区間が対象。幅員16mの都市計画道路を整備する。4号付近は住宅地に沿って500mほど道路があるものの、大部分は田んぼを埋め立てて道路を新設する。

 II期区間内には、途中で農業用水路をまたぐため、橋長さ15mのPC単純中空床版橋を新設する計画。同橋の下部工は逆T式橋台2基となる。

 3日付で入札公告した調査設計業務では、延長1.5kmの道路詳細設計、2カ所の平面交差点詳細設計、橋梁設計、地質調査、軟弱地盤技術解析をまとめる。履行期間は2022年3月22日まで。

 入札の参加資格は、県内に事業所を置き、土木関係建設コンサルタント業務の鋼構造およびコンクリート部門に登録があることや、2011年4月1日以降に国や地方公共団体が発注した橋梁詳細設計業務と地質調査を元請で受注した実績があることなど。

 李埣新田線は、都市計画決定の延長が約5.5km。このうち、1期整備では、古川地区の県道古川佐沼線から国道4号までに至る延長500m区間を整備し、2019年度に開通した。

 2期整備は来年度から用地測量や用地買収を本格化させる考え。2028年度ごろの完成を目指している。ルート検討などの予備設計はCPC(東北支店・仙台市青葉区)がまとめた。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.