駅前広場の整備検討 稲毛駅東口 再開発と一体で(千葉市)
[2021/7/31 千葉版]
稲毛駅東口周辺では、駅前広場に近接する街区で組合施行の再開発事業を検討している。市街地整備課によると、地権者を対象にした勉強会が開かれ、再開発のエリアなどについて合意形成を図っているという。
同業務では、再開発事業を踏まえ、駅周辺の交通課題、駅前広場の必要機能や規模を整理するとともに、バスバース占有率などを検証する。車両と歩行者の動線計画、交通処理方法、交差点の改良などを検討した上で、駅前広場のゾーニング案を複数案とりまとめる。
これらをもとに、駅前広場の整備に伴う効果と課題を定量的に示し、課題解決のための方向性を定める。今後の具体的な取り組みや、周辺再開発事業者や関係機関との協議項目、スケジュール案などを整理し、報告書を作成する。委託期間は2022年3月7日まで。
プロポの参加資格要件は、20・21年度市入札参加資格者名簿で土木関係建設コンサルタント業務(都市計画)に登録されていることや、市内に本店、支店、営業所などがあることのほか、業務実績などを求めている。
16年2月に策定した千葉都市計画都市再開発の方針では、JR稲毛駅東口地区について、低未利用地の土地利用転換や都市機能の更新を促進し、主要な地域拠点として、利便性の高い市街地の形成を図る方向性が示されている。