ビジュアルビジョンを選定 グループホームの事業者 下野郷に570平方m新築(宮城県 岩沼市)

[2021/7/29 宮城版]
 岩沼市は公募していた地域密着型サービス事業者について、ビジュアルビジョン(本社・埼玉県さいたま市)を選定した。同社は下野郷北谷地地区に定員18人の高齢者向け認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)を新設する計画だ。施設は2階建て延べ約570平方m規模を想定しており、2023年度中のサービス開始を目指す。

 地域密着型サービス事業者の公募は、同市の第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画(18~20年度)に基づく基盤整備となる。昨年11月に玉浦小学校学区域を対象圏域として募集を開始。書類審査や選定委員会による面接審査を経て、事業者を選定した。

 同社は、下野郷北谷地地区の約900平方mの用地を取得する予定で、選定されたことから手続きを進める見通し。ここに木造またはS造2階建て延べ約570平方mのグループホーム1棟を新築する。

 施設の定員は2ユニット18人(1ユニット9人)とし、施設の1階と2階に個室やトイレ、共同浴室、キッチンなどをそれぞれ配置する計画。今後、施設の詳細を検討していく。設計は縣建築設計事務所(静岡県浜松市)が担当する。建築は22年度の着工となりそうだ。23年度内のサービス開始を見込む。

 同社は1976年設立の株式会社。介護福祉事業や教育事業のほか、不動産開発・不動産事業、図書出版事業なども手掛けている。グループホームは県内で仙台市に2カ所、気仙沼市に2カ所、石巻市に1カ所開設・運営しており、今回の岩沼市で6カ所目となる予定だ。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.