一般競争は堰場橋上下部など 県が発注予定1000件
[2021/07/21 栃木版]
県は21日付けで、7月期の建設工事発注見通し(250万円超)を公表した。全体では1000件で、このうち予定価格5000万円以上(災害復旧等補正予算分は1億円以上、県土整備部は3000万円以上で試行)の条件付き一般競争入札が151件となり、環境森林部2件、農政部10件、県土整備部131件、企業局3件、経営管理部1件、産業労働観光部1件、警察本部3件の内訳。主な工事では、伊勢沢谷止工(日光市)、古用水3水路工(宇都宮市)、矢板那須線堰場橋上下部工(那須塩原市)、風見発電所制水ゲート巻揚等更新工(塩谷町)-などが一般競争対象。
=2~4面と8~10面に県土整備部682件の概要、残り318件は後日掲載
今回公表の部局別内訳は、県土整備部が最も多く682件。次いで警察本部125件、農政部77件、環境森林部63件、企業局24件、教育委員会23件、経営管理部4件、保健福祉部と産業労働観光部が各1件となった。
県土整備部の各課室・事務所別内訳は、宇都宮土木事務所86件(うち条件付き一般競争入札18件)、鹿沼土木事務所42件(同5件)、日光土木事務所69件(同7件)、真岡土木事務所56件(同8件)、栃木土木事務所61件(同13件)、矢板土木事務所64件(同6件)、大田原土木事務所83件(同21件)、烏山土木事務所61件(同16件)、安足土木事務所76件(同8件)、下水道管理事務所12件(同6件)、公園事務所37件、建築課35件(同23件)で、河川課と住宅課は該当が無かった。
宇都宮土木は、408号野高谷立体に伴う3工事や田川の堤防強化など道路14件と河川関係4件に一般競争を適用。鹿沼土木は、羽生田鶴田線改良2件を含む5件が一般競争対象となった。日光土木は、今市氏家線側道橋上下部など7件を一般競争で発注。真岡土木は、益子町のつくば益子線長堤バイパス改良を4分割し一般競争を適用する。
栃木土木の一般競争は、永野川改良復旧や大戦防小山線改良など13件。矢板土木は、408号宇都宮高根沢バイパスの進ちょくを図り、補強土壁や地盤改良に一般競争を適用する。大田原土木の一般競争は21件で、矢板那須線堰場橋は下部工に続き上部工を追加した。烏山土木は、荒川の災害復旧など16件に一般競争を適用するほか、安足土木の一般競争は秋山川改修を主体に、佐野市から受託した中橋の上下部工を発注する。
公園事務所は、老朽化対策に伴う施設の長寿命化工事など37件を指名競争で発注。下水道管理は処理場の設備改善6件を一般競争、管路の可とう化など6件は指名競争で発注する。建築課は草川住宅エレベーター修繕工1件を随意契約、一般競争は23件で那須庁舎付属棟新築を第3四半期に発注する。
農政部は77件で、新規に24件を追加し、15件を変更した。事務所別内訳は、河内農業振興事務所6件、上都賀農業振興事務所7件、芳賀農業振興事務所13件(うち条件付き一般競争入札6件)、下都賀農業振興事務所14件、塩谷南那須農業振興事務所7件(同2件)、那須農業振興事務所18件、水産試験場1件、農業大学校1件、農地整備課2件(同2件)。
環境森林部の各課・事務所別内訳は、自然環境課2件、県西環境森林事務所37件(うち条件付き一般競争入札1件)、県東環境森林事務所7件(同1件)、県北環境森林事務所1件、県南環境森林事務所9件、矢板森林管理事務所7件。伊勢沢谷止と土平土留工に一般競争を適用するほか、自然環境課はイタリア大使館別荘展示室と中禅寺湖ボートハウス展示ホール改修の2件を第3四半期に発注する。
企業局の各課・事務所別内訳は、地域整備課13件、電気課2件(うち条件付き一般競争入札2件)、水道課1件、鬼怒水道事務所8件(同2件)、北那須水道事務所11件、今市発電管理事務所7件(うち随意契約2件)。新規に、とちまるゴルフクラブ散水設備や芳賀町第2工業団地造成など24件を追加した。
警察本部の発注時期内訳は、第2が82件、第3に39件、第4は4件となった。道路標識標示のとび・土工、同標示の塗装、警察署等修繕・解体など建築、信号機改良など電気・電気通信に大別され、一般競争は宇都宮市山本町と平出町の2カ所の交番施設を第2四半期、矢板警察署中住宅解体を第3四半期に発注する。
教育委員会は、学校施設と体育館修繕など23件を第2四半期に発注。経営管理部は東車庫火災報知設備を一般競争、指名は本庁舎本館蓄電池更新、随意契約の2件はLAN整備。保健福祉部は岡本台病院の病室改修を第2四半期、産業労働観光部は産業技術センター改修に一般競争を適用し第2四半期に予定した。