19km区間を4車線化 富津竹岡IC~富浦IC 富津館山道路
[2021/7/20 千葉版]
富津市竹岡から南房総市富浦間は、一般国道の自動車専用道路「富津館山道路」として、暫定2車線で供用している。2019年3月に富津竹岡IC~富津金谷IC間の一部区間3.4kmで、NEXCO東日本による付加車線設置が事業認可された。19年9月に国土交通省が公表した「高速道路における安全・安心基本計画」では、全線が4車線化の優先整備区間に選定されている。
構想段階評価書では、都市計画運用指針に基づき、おおむねの位置や規模など概略案の立案段階において、都市計画上の見地から総合的な評価を実施し、その結果をまとめている。
県や沿線市町では、富津館山道路の状況や4車線化の必要性を広く知ってもらうため、事業内容を説明するオープンハウスを3カ所で開催する。8月6・7日に鋸南町の中央公民館、同9・10日に館山市のイオンタウン館山コミュニティホール、同27・28日に富津市の富津公民館で予定されている。
構想段階評価書と併せて、環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書の縦覧も開始する。27日から9月3日まで県庁や館山市、富津市、南房総市、鋸南町などで縦覧できる。
館山道に接続する富津館山道路は、追い越し車線を除いて、片側1車線となっている。07年7月の館山道全線開通に伴い、木更津JCT以南の交通量が大幅に増加している。20年3月に4車線化が完成した館山道の富津中央IC~富津竹岡IC間に引き続き、富津館山道路についても、南房総地域の交流や連携の強化を図るとともに、防災力を強化する上でも、早期の全線4車線化が求められている。