政府調達で田川水門 本県工事32件を公表 関東地方整備局
[2021/07/01 栃木版]
関東地方整備局は1日、建設工事発注見通し(7月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は6事務所合わせて32件で、内訳は拡大型を含む一般競争入札が21件、公募型指名競争入札が8件、通常型競争入札が3件。下館河川事務所の鬼怒川と田川の合流地点への水門新設は、ゲート設備に政府調達協定対象一般競争入札を適用。事務所別では宇都宮国道10件、日光砂防11件、鬼怒川ダム統合管理4件、渡良瀬川河川4件、利根川上流河川2件、宇都宮営繕1件で、下館河川と常陸河川国道は該当がなかった。 =3面に事務所別発注予定工事の概要
宇都宮国道は、公募型指名適用の宿郷宿舎4号棟改修を追加し、他県工事を含め第2四半期に8件を発注する。4号平出工業団地の電線共同溝490mは第3四半期に、那須町の4号交通安全対策工は第4四半期に発注する。通常型指名競争は、国分寺・矢板・小山の各出張所の安全対策工事に適用し、第2四半期を予定している。
日光砂防は、中町上沢堰堤や事務所直流電源更新など9件に一般競争を適用し、公募型指名は早川谷上流堰堤改築など2件となった。工期13カ月を見込む大谷川第3・第7床固改築など4件は第3四半期に、残る7件は第2四半期に発注する。
鬼怒川ダム統合は、管理4ダムの施設補修や設備更新などを予定。川俣は堤体観測、湯西川は漏水対策、五十里では施設補修、川治は制御処理設備を補修する。
渡良瀬川河川は、群馬県と合わせ7件を発注し、このうち5件は公募型指名競争を適用する。河川は佐野市高山町地先の堤防補強、砂防は日光市足尾町の松木川上流工事用道路をそれぞれ第2四半期に発注する。
下館河川は、茨城県結城市の鬼怒川と田川との合流地点への水門新設を、本体工の発注に続きゲート設備も第4四半期に政府調達協定対象一般競争で発注する。常陸河川国道は、51号神宮橋下部工に政府調達協定対象一般競争を適用して、第3四半期に発注する。
利根川上流河川の本県工事は2件で、渡良瀬遊水地ゲート修繕のうちE水門ゲート設置を拡大型一般競争で第2四半期に発注する。宇都宮営繕の本県工事は、一般競争対象の宇都宮第2合同庁舎エレベーター棟170平方mの増築を第2四半期に発注する。