拠点エリアで整備方針 飛行場周辺まちづくり構想(木更津市)
[2021/6/30 千葉版]
少子高齢化や人口減少時代を踏まえ、同市の特徴である基地と共存するまちづくりを推進し、中心市街地や基地周辺地区に多様な都市機能を集約したコンパクトなまちづくりを計画している。
定住・交流人口の増加を図るとともに、地域防災力の強化を目指し、災害にも強い公共施設の整備を進めるため「木更津飛行場周辺まちづくり構想」の策定に着手する。
対象範囲は、基地と共存するまちの特性を踏まえ、多様な都市機能が集約されたコンパクトなまちづくりを推進する観点から、中心市街地と基地周辺地区とする。
範囲内に拠点エリアとして、[1]吾妻公園地区[2]江川運動場周辺地区[3]旧庁舎跡地[4]駅周辺地区──の4カ所を設定し、それぞれ整備方針を検討していく。
吾妻公園地区では、防災機能を備えた「文化・芸術ホール」を中心に、公園の再整備を計画している。江川運動場周辺地区では、「防災・交流」機能を検討していく。
旧庁舎跡地では、利活用を検討するとともに課題を整理。駅周辺地区では市民交流スペースのほか、「中心市街地活性化基本計画」との関連性を踏まえ、相互を促進するための方策案を検討する。
業務内容は▽計画準備▽現況整理と課題抽出▽基本理念と整備目標の検討▽対象範囲における整備方針の検討▽事業スケジュールの概略検討▽関係者協議の支援▽庁内検討委員会の運営支援▽打合せ協議▽基本構想案とりまとめ──など。委託期間は2022年3月15日まで。
プロポの参加資格として、市入札参加資格者名簿に登録されていることのほか、過去に都市計画や公共施設マネジメント計画などの策定業務の実績があることなどを求める。7月5日まで参加意向申出書、同16日まで提案書類をそれぞれ受け付け、同28日のプレゼンテーション審査を経て、受託候補者を選定する。