23年1月にも着工 延べ7650平方m 第二中学校の建替(習志野市)
[2021/6/29 千葉版]
市では、「第2次学校施設再生計画」に基づき、老朽化した学校施設の再生に取り組んでいる。第二中学校については、老朽化対策のほか、学習環境の整備が急務となっていることから、学校運営を継続しながら改築に着手する。
計画概要をみると、敷地面積は2万4543平方m。用途地域は第一種住居地域。延床面積(建築面積)は約1万0500平方m(約4070平方m)。うち新校舎部分は約7650平方m(約2500平方m)。
諸室については、1階に職員室、保健室、事務室などの管理諸室や特別支援教室を、2階から4階に普通教室、特別教室を配置する。普通教室数は21室。17年度に改築した体育館と、テニスコートは、既存の施設を継続して使用する。敷地東端のプールは、有効な土地利用への配慮、配置・維持管理費用などを総合的に検討する。
建替の手順は、管理棟機能の移転に向けた空き教室改修(21年7月~12月)、管理棟解体(22年7月~23年1月)、管理棟跡地への新校舎新築(23年1月~24年8月)、既存校舎解体(24年10月~25年7月)、外構工事(25年7月~26年3月)を想定している。
解体する既存施設は、校舎1(RC造2階建て延べ731平方m)、校舎2(RC造2階建て延べ992平方m)、校舎3(RC造4階建て延べ2408平方m)、校舎4(RC造4階建て延べ1453平方m)、校舎5(RC造2階建て延べ1460平方m)、校舎6(S造平屋219平方m)の計6棟。
管理棟諸室移設工事は、建築・電気設備・機械設備に3分離して一般競争入札で公告。施工事業者の選定を進めている。うち、機械設備工事は、サクラ設備が落札した。
基本設計・実施設計は、桂設計・千葉事務所(千葉市中央区)が担当。履行期間は22年6月末まで。建築設計業務委託特記仕様書によると、解体・外構工事を含む事業費は36億3600万円を概算している。