教育施設研で実施設計 大久保小学校 延べ8976平方mの新校舎(習志野市)
[2021/6/26 千葉坂]
体育館屋上にプール
計画概要をみると、敷地面積は約1万5226平方m。建築面積は約3362平方m。高さは約16.55m。
諸室については、1階に職員室や保健室、事務室等の管理諸室と特別支援教室、給食室を、2~4階に普通教室や特別教室を配置。2階に児童会室(4室)を整備する。普通教室数は計24室。
施工手順については、既存プール解体(21年度)、既存児童会室解体(22年度)、新校舎建設(22~24年度)、既存校舎解体(24年度)、新体育館建設・校庭東側整備(24~25年度)、既存体育館解体・校庭西側整備(25年度)──を想定。
工事期間中は運動スペースを確保。新校舎への引っ越しは、24年5月のゴールデンウイーク期間中を見込む。
同小は最も古い校舎が1966年、体育館が59年に建設されており、耐震安全性は確保されているものの、老朽化が進んでいる。そのため、安全の観点から全面改築が求められていた。既存校舎は3棟延べ6859平方m。内訳は、校舎1が4071平方m、校舎2が1913平方m、体育館が875平方m。
同市の発注予定によると、プール等解体および仮設グラウンド整備工事は、第3四半期に公告。全面改築に向け、既存プールや飼育小屋などを解体、解体後にグラウンドを整備する。工期は5カ月。
当初予算には、設計委託料のほか、既存プール解体工事に6236万円、不動産等調査委託料に356万円を確保している。