教育施設研で実施設計 大久保小学校 延べ8976平方mの新校舎(習志野市)

[2021/6/26 千葉坂]

配置計画図

配置計画図

 習志野市は、大久保小学校の改築(建替)基本設計の概要を明らかにした。構造・規模はRC造一部S造4階建て延べ約8976平方m。敷地南側に校舎、東側に体育館棟を新設、既存校舎の跡地にグラウンドを整備する。プールは体育館屋上に配置し、プールへは校舎4階から接続する。実施設計は、基本計画および基本設計を担当した教育施設研究所(東京都中央区)に随意契約で委託している。契約額は1億5180万円(税込み)。履行期限は2022年4月28日まで。

体育館屋上にプール

 計画概要をみると、敷地面積は約1万5226平方m。建築面積は約3362平方m。高さは約16.55m。

 諸室については、1階に職員室や保健室、事務室等の管理諸室と特別支援教室、給食室を、2~4階に普通教室や特別教室を配置。2階に児童会室(4室)を整備する。普通教室数は計24室。

 施工手順については、既存プール解体(21年度)、既存児童会室解体(22年度)、新校舎建設(22~24年度)、既存校舎解体(24年度)、新体育館建設・校庭東側整備(24~25年度)、既存体育館解体・校庭西側整備(25年度)──を想定。

 工事期間中は運動スペースを確保。新校舎への引っ越しは、24年5月のゴールデンウイーク期間中を見込む。

 同小は最も古い校舎が1966年、体育館が59年に建設されており、耐震安全性は確保されているものの、老朽化が進んでいる。そのため、安全の観点から全面改築が求められていた。既存校舎は3棟延べ6859平方m。内訳は、校舎1が4071平方m、校舎2が1913平方m、体育館が875平方m。

 同市の発注予定によると、プール等解体および仮設グラウンド整備工事は、第3四半期に公告。全面改築に向け、既存プールや飼育小屋などを解体、解体後にグラウンドを整備する。工期は5カ月。

 当初予算には、設計委託料のほか、既存プール解体工事に6236万円、不動産等調査委託料に356万円を確保している。

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