受変電設備を更新 予備発電と一括設計(鳴子ダム)
[2021/6/17 宮城版]
国土交通省鳴子ダム管理所は、ダムの受変電設備や予備発電設備などを更新する。本年度は更新に向けた詳細設計業務を一般競争入札で委託する。16日付でこの入札手続きを公告しており、7月7日まで参加申請書、同30日まで入札書を受け付け、8月2日に開札する。
16日付で公告したのは「鳴子ダム電気設備設計業務」で、すでに設置から20年以上が経過している高圧受電設備や予備発電設備を更新するための詳細設計をまとめる。業務の履行期間は2022年2月10日まで。
入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、県内に事業所があり、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。
北上川水系江合川の鳴子ダムは、大崎市鳴子温泉字岩渕地区に位置するアーチ式コンクリートダム。ダム高は94.5m、堤頂長は215m、堤体積が18万立方m。計画高水流量は毎秒1600立方m、計画最大放流量が毎秒900立方m。1957年10月に完成した。
同管理所は本年度、照明設備工事や通信設備工事、直流電源設備工事を一般競争入札で発注する予定。照明設備工事は4日付で入札公告しており、7月13日に開札する。