上品の郷 屋根改修 道の駅/本年度に設計委託(宮城県石巻市)
[2021/6/2 宮城版]
石巻市は、道の駅「上品の郷」の屋根を改修する。本年度に調査設計等業務を委託し、来年度に工事を行う予定。予算が早めに確保できれば、工事を年度内に発注する可能性もある。6月補正予算案には調査設計等業務の委託費に700万円を計上した。
上品の郷は、所在地が小船越二子北下1-1。建物は木造一部RC造平屋で、一部が地下構造となっており、延べ床面積が約3300平方mの規模。農産物直売所やレストラン、食堂、温泉保養施設、道路情報コーナー、トイレなどが設けられている。温泉室は地下にある。
屋根は面積が約3000平方mで、構造が高耐候性鋼板縦ハゼ葺きとエチレンプロピレンフィルムとなっている。明り取りの窓がある辺りが雨漏りしやすくなっている。
通常の雨であれば特に問題ないが、強い風が吹いて横から吹き付ける場合などに雨漏りが発生する。河北総合支所によると、こうした雨漏りの頻度は年に1~2回ほどだという。
昨年度は、雨漏りと漏水の調査業務をE&C総合コンサルタンツ(石巻市)に委託した。この業務で屋根の全面張り替えや部分改修、再塗装など複数の工法を提案してもらった。
本年度に委託する調査設計等業務で工法を絞り込み、概算工事費の算出などを行う考え。業務の履行期間は3カ月を見込んでいる。
道の駅「上品の郷」の指定管理者は株式会社のかほく上品の郷。