産業用地で整備方針 農政Cリニューアル(千葉市補正予算)
[2021/6/1 千葉版]
千葉市(神谷俊一市長)は5月31日、4日開会の市議会定例会に上程する補正予算案を発表した。「肉付け予算」となるもので、一般会計の予算規模は58億5474万円。産業用地の整備方針や市農政センターのリニューアルプランの策定に着手する方針だ。会期は23日まで。
6月補正予算では、市長選挙があったため、政策的判断を要する施策などを計上する「肉付け予算」として、各種施策を予算化したほか、新型コロナウイルスワクチン接種体制の整備に関する経費などを計上している。
産業用地整備方針の策定に650万円を配分する。市内産業用地の分譲状況や需要見込みを踏まえ、計画的に産業用地の整備を進めるため、短期から長期の整備方針をとりまとめる予定だ。
市農政センターリニューアルプランの策定などに1500万円を充てる。農業の拠点となる農政センターについて、機能強化を図るため、リニューアルする計画。プランの策定や実証実験に向けた温室改修など進めていく。
休日救急診療所の仮移転先改修で3300万円を予算化。総合保健医療センターの大規模改修に伴い、休日救急診療所の仮移転先である千葉中央コミュニティーセンターを改修するため、実施設計に着手する方針だ。
このほか、社会福祉施設の非常用自家発電設備整備助成2億9734万円、京成千葉線西登戸駅の多機能トイレ設置助成666万円、耕作放棄地の活用検証事業280万円、ハイブリット型MICE開催促進4500万円などを盛り込んでいる。
予算外議案では、幕張新都心拡大地区新駅駅前広場等整備工事について、工事請負契約締結議案を上程する。新駅が2023年春に開業するのに合わせ、駅前広場や周辺道路を整備するもので、9月の着工を目指す。契約相手は丸善・泰明JVで、契約金額は4億0481万3200円となっている。