新園舎は2階建て 向山こども園 基本計画まとまる(習志野市)
[2021/5/20 千葉版]
習志野市教育委員会は、仮称・向山こども園の基本計画案を明らかにした。向山小学校の体育館北側の敷地(第2グラウンド)に、S造2階建て延べ2047平方mの園舎とS造平屋24平方mの屋外倉庫・備蓄倉庫を新設。小学校敷地内にある既存の向山幼稚園の園舎と園庭は、小学校の校舎・校庭として活用する。同基本計画をもとに基本設計および実施設計をまとめ、2022年11月に着工、23年2月の竣工を目指す。
向山こども園は、並行して改修する向山小学校の敷地内への整備を計画。「幼保連携型」の認定こども園として、定員は0~5歳児、計232人を想定している。
基本計画案によると、こども園敷地は2828平方m。延床面積の内訳は1階1018平方m、2階1029平方m。
1階にこどもセンター(遊戯室)や給食室、多目的会議室、一時保育室、職員室、保育室など、2階に保育室6室と多目的室、遊戯室、デッキテラスなどを配置する。耐火種別は、耐火建築物。
小学校長寿命化改修工事の工期は、22年7月~25年12月を見込んでいる。
向山こども園の整備に伴う基本計画、基本設計および実施設計、向山小学校の長寿命化改修に向けた基本計画策定と実施設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区)が担当している。履行期限は22年3月末まで。
また、市では、藤崎小学校の校舎と併設している藤崎幼稚園に、新たに保育所機能を加え、「仮称・藤崎こども園」として整備することを計画。5月末~6月上旬に、設計委託事業者の選定に向けたプロポーザルを公告する予定だ。
21年度当初予算には、設計および測量委託料として2116万円を計上。併せて、設計委託料として2カ年で総額6756万円の継続費を設定している。