鮫浦ポンプ場を新設 山鳥ポンプ場は更新(石巻地方広域水道企業団)
[2021/5/15 宮城版]
石巻地方広域水道企業団(亀山紘石巻市長)は、簡易水道の統合整備に伴い、石巻市内にある山鳥ポンプ場を更新するとともに、新鮫浦ポンプ場(仮称)を整備する。本年度は両ポンプ場の調査設計業務をそれぞれ委託し、以前に作成した設計内容を修正する。
山鳥ポンプ場は、鮎川浜黒崎地内にRC造で貯水容量が186立方mの配水池が設けられている。この配水池を更新する計画。新しい配水池の能力などは調査設計業務を委託して決める。同業務は第2四半期に指名競争入札で委託する見通し。履行期間は6カ月。
新鮫浦ポンプ場は、鮫浦浄水場や鮫浦配水場と、大谷川浄水場や大谷川配水場を統合することに伴い、新たに用地を確保して新設する。新設後は、寄磯地区まで送水する。
新鮫浦ポンプ場の調査設計業務は第2四半期に指名競争入札で委託する予定。業務場所は鮫浦存入田地区となっている。履行期間は6カ月を見込む。
山鳥ポンプ場の更新や、新鮫浦ポンプ場の整備に向けては、大震災以前に設計を委託して完了させていたが、大震災が起きて水運用を見直したため、整備水量などを修正する必要が生じた。このため、改めて調査設計業務を委託する。
なお、鮫浦浄水場や鮫浦配水場、大谷川浄水場、大谷川配水場はいずれも震災津波で被災し、使用されておらず、廃止となっている。