4車線の設計まとまる 都計道泉塩釜線野村工区(宮城県仙台市)

[2021/4/29 宮城版]
 仙台市は、都市計画道路泉塩釜線野村工区の詳細設計をまとめた。事業延長約980mの4車線化に伴い、現道南側を拡幅し全幅22mに整備する。車道は片側3mを約6.5mに拡げ、野村交差点は十字に改良する。同事業で泉中央地区西側は、野村交差点まで4車線になる。市は今後、用地約1万平方mを取得し、2022年度に工区東側からの着工を予定する。27年度完了を目指す。

 市は、泉中央西側の渋滞緩和策で野村工区を4車線化する。区間は徳洲会病院前の交差点付近から野村交差点付近まで。事業期間は19~27年度。用地費を含む概算事業費は約25億円。2004年度の事業着手後、土地境界確認などが課題で止まっていたが、19年度に再開。20度に再度測量・設計し、1月末に詳細設計をまとめた。

 車道幅員は片側3mを6.5mに拡幅する。幅員3.25mを2車線にして中央分離帯を設置する。路肩は0.25mから0.5m。歩道は幅3.5mで両側に設置する。野村交差点は十字路に改良し、交差点南側に既設道路への取り付け道路を新設する。

 市は本年度、用地取得に着手している。取得面積が広大なため、工事着手は22年度を予定している。徳洲会病院前交差点から西隣りの交差点まで区間東側を先行する予定。土工、舗装、安全施設工事までを行い、順次工事を進める予定。工事完了は27年度を見込んでいる。

 4車線化区間の西側は別途、野村西工区の歩道整備事業で、延長740mの線形改良と幅員2.5mの歩道を新設する。4車線化の測量設計はオオバ(仙台支店・仙台市青葉区)が担当。野村西工区の歩道整備事業は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)がまとめた。

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