大宮町に4170平方m規模 WTO対象 DBで環境保健研究所(千葉市)

[2021/4/27 千葉版]

新研究所の鳥瞰パース

新研究所の鳥瞰パース

 千葉市は26日、WTO対象案件の環境保健研究所整備工事について、事業者を総合評価落札方式で選定する一般競争入札の手続きを開始した。設計・施工一括(DB)方式を採用し、若葉区大宮町に延べ4170平方m規模で移転する。予定価格は24億3408万円。2023年5月までの完成を目指す。

 総合保健医療センターの大規模改修に伴い、環境保健研究所を大宮町第二団地跡地に移転する計画だ。建設場所は若葉区大宮町3816で、敷地面積は4760平方m。建ぺい率70%、容積率200%となっている。

 主な建物の概要をみると、研究所(耐震構造)がRC造3階建て延べ4148平方m、駐輪場がアルミ合金造平屋22平方m。このほか駐車場52台、バイク5台、自転車8台分のスペースをそれぞれ確保する。

 中廊下形式の平面形状とし、廊下側にPS、EPS、外壁側に外部シャフトを配置する。二重床を採用することで、将来の機能更新に配慮した平面計画とする。ロビーやリフレッシュコーナーには、県産材の木材を積極的に採用する。

 水害に配慮し、電源確保の重要な設備となる受変電設備は3階電気室、発電機は屋上にそれぞれ配置。屋上に太陽光発電パネルを設置し、自然エネルギーを積極的に利用する。基本設計は長大(千葉事務所・千葉市中央区)が担当した。

 一般競争入札の参加資格は、単体企業もしくは2者で構成する特定JVとし、20・21年度市建設工事入札参加資格者名簿の建築一式工事で等級Aに格付されていることなどを求める。5月17日まで入札参加申請、同25日~6月14日に入札書と技術提案をそれぞれ受け付け、同29日に開札し、7月上旬までに落札者を決定する予定だ。

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