市営住宅2期整備 新築工3件 第1四半期に公告 ふるさとセンター解体も発注(21年度発注予定 宮城県登米市)
[2021/4/21 宮城版]
宮城県登米市は2021年度の発注予定を発表した。4月1日時点で建設工事56件と建設関連業務12件の発注を見込んでいる。西大網地区(迫町)で建て替えている市営住宅について、第2期工事で建設する木造2階建て3棟(計24戸)の工事を3件に分け、第1四半期に一般競争入札を公告する方針だ。
発注予定のうち、建設工事の発注件数は前年同期比で8件減った。昨年度は東日本台風の本格復旧工事が多く含まれていたため、その分の工事が減少した。また、下水道関連の工事は、昨年度から上下水道部が所管しているため、発注予定に含まれていない。同部の発注予定は4月1日に発表済み。
工種ごとの件数と前年比は▽土木一式25件(6件減)▽建築一式4件(2件増)▽舗装10件(4件増)▽電気10件(4件増)▽管3件(3件増)▽機械器具設置5件(2件増)▽解体2件(2件増)▽屋根2件(同数)▽塗装1件(1件減)▽消防設備1件(3件減)▽水道施設2件(2件増)──となった。昨年度はあったとび・土工・コンクリート、鋼構造物などはなくなった。
四半期ごとの発注件数は、第1四半期に23件、第2四半期に21件、第3四半期に11件を発注する。第1、第2四半期で年間の78.6%を発注する考え。第4四半期は現時点で「迫保健センター屋根防水工事」のみ。
56件のうち、67.9%に当たる38件は一般競争入札によって施工者を選定する。指名競争入札は16件を予定。残り2件は随意契約を結ぶ方針だ。
西大網地区では老朽化した市営住宅を集約し、木造平屋および木造2階建ての集合住宅を計5棟(32戸)建設する。第1期工事では1棟4戸型の木造平屋を2棟(8戸)建設した。
第2期工事では木造2階建ての集合住宅(各8戸)を3棟建設する。第1四半期に「迫西大網住宅新築工事2工区3号棟建築」と「迫西大網住宅新築工事2工区4号棟建築」、「迫西大網住宅新築工事2工区5号棟建築」の3件を発注する。関連する3棟分の電気設備工事、機械設備工事も、それぞれ第1四半期に一般競争入札を公告する。5件とも工期は約11カ月を見込む。
豊里花の公園(豊里町)の敷地の拡張整備では、拡張する部分に残っている豊里ふるさとセンター(S造2階建て延べ484平方m)と豊里保育園(木造およびS造平屋622.9平方m)を解体する。第1四半期に「豊里ふるさとセンター等解体工事」の一般競争入札を公告する。
道路の新設工事では、登米インター工業団地(登米町)の分譲に向けて、第1四半期に「蛭沢いたち沢線接続道路改良工事」の一般競争入札を公告する。登米総合支所の北側で、同工業団地に通じる延長230mの接続道路を整備する。
長沼ダムの北側を横断する市道「新北谷地・菱ノ倉線」の拡幅について、第1四半期に道路改良工事の一般競争入札を公告する。計280区間を改良している同線の事業を本年度中に完了させるため、100m分の工事を発注する。