政府調達で田川水門2件 関東地方整備局発注見通し 本県工事63件を公表 宇国道 3出張所安全対策に通常指名
[2021/04/01 栃木版]
関東地方整備局は1日、建設工事発注見通し(4月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は7事務所合わせ63件で、拡大型を含む一般競争入札が40件、公募型指名競争入札20件、通常型競争入札3件の内訳。下館河川の鬼怒川に田川が合流する水門新設は土木と設備の2件に政府調達協定対象一般競争入札を適用。事務所別では▽宇都宮国道11件▽日光砂防13件▽鬼怒川ダム統合管理10件▽渡良瀬川河川15件▽下館河川4件▽利根川上流河川8件▽宇都宮営繕2件-で、常陸河川国道は該当がなかった。 =4~5面に事務所別発注予定工事の概要
宇都宮国道は、他県工事を含め第1に7件、第2四半期は4件を発注。4号平出工業団地の電線共同溝は2分割で、第1に560m、第3には490mを発注する。通常型指名競争は、国分寺・矢板・小山の各出張所の安全対策工事に適用、第1四半期を予定した。
日光砂防は、中町上沢堰堤や事務所直流電源更新など9件に一般競争を適用。公募型指名は早川谷上流堰堤改築など4件となった。工期20カ月を見込む大谷川第3・第7床固改築を第3、残る12件は上半期に発注する。
鬼怒川ダム統合は、管理4ダムの施設補修や設備更新など。宇都宮の事務所で多重無線通信網制御処理設備を改修するほか、管内の通信設備を更新する。川治ではコンジットゲート主ゲート修繕やダム貯水池の土砂掘削など3件を予定した。
渡良瀬川河川は、群馬県と合わせ22件を発注し、うち15件は公募型指名競争を適用する。河川は佐野市高山町地先の堤防補強や日光市足尾町の松木山腹を第1、足利市野田町地先の築堤を第2四半期に発注する。
下館河川の本県関係工事は4件で、塩谷町・宇都宮市・真岡市で鬼怒川の低水護岸整備を第1四半期に発注。茨城県結城市の鬼怒川に田川が合流する水門新設は本体が第2、ゲート設備を第4四半期に政府調達協定対象一般競争を適用する。
常陸河川国道の河川工事は3件。51号神宮橋下部工には政府調達協定対象一般競争を適用、第3四半期に発注する。
利根川上流河川の本県工事は8件。直轄河川区間の思川の盛り土や渡良瀬遊水地ゲート修繕などで、6件に一般競争、2件は公募型指名競争を適用する。
宇都宮営繕の本県工事は、拡大型一般競争で栃木税務署管内整備を第1、一般競争対象の宇都宮第2合同庁舎は第2四半期を予定した。宇都宮第2はエレベーター棟170平方mを増築する。