県内工事85件計画 多古で圏央道推進(関東整備局発注予定)
[2021/4/1 千葉版]
関東地方整備局は1日、4月期の発注予定(港湾空港関係を除く)を公表する。県内では、千葉国道事務所など8事務所が工事85件を発注する方針だ。多古地区などで圏央道の整備を推進するほか、船橋市で国道357号海老川大橋の下部工事に着手する。
事務所別の内訳をみると、千葉国道事務所が46件で最多。江戸川河川事務所と常総国道事務所が各10件、首都国道事務所と利根川下流河川事務所が各5件、東京第二営繕事務所が4件、霞ケ浦河川事務所が3件、関東技術事務所が2件と続く。
入札方式別では、一般競争入札が59件、一般競争入札(拡大)が10件、公募型指名競争入札が13件、通常型指名競争入札が3件。四半期別では、第1が34件、第2が47件、第3が4件となっている。
発注規模が3億円から6億9000万円未満の一般競争入札をみると、千葉国道事務所は、第2四半期にR3圏央道多古地区改良その7工事やR3国道357号海老川大橋下部工事を発注する。工期は順に約17カ月、約16カ月となっている。
利根川下流河川事務所は、第1四半期に利根川右岸の排水樋管新設工事3件を盛り込んだ。工事場所は、銚子市の垣根、境川、芦崎の3地区。工期はいずれも約14カ月を見込む。
江戸川河川事務所は、左岸の野田市今上地区、右岸の市川市河原地区で堤防整備工事を計画。いずれも第2四半期に発注する予定で、工期は約8カ月を設定している。
首都国道事務所は、第1四半期に国道357号塩浜立体山側擁壁工事2件を発注する方針。工期はいずれも9カ月を想定している。
常総国道事務所は第2四半期にR3圏央道浄向川第一橋下部工事を計画している。神崎町で2基の橋梁下部工を推進するもので、工期は約15カ月を見込む。
建設コンサル関連業務49件
同局は、県内で建設コンサルタント関連業務49件を委託する予定。事務所別の内訳は千葉国道事務所が31件、利根川下流河川事務所が8件、関東技術事務所が4件、利根川上流河川事務所が2件、営繕部と江戸川河川事務所、首都国道事務所、東京第二営繕事務所が各1件となっている。
千葉国道事務所は、国道357号湾岸蘇我地区(千葉市中央区)の構造物や橋梁の詳細設計業務のほか、国道127号防災川名富浦地区(館山市)の詳細設計業務などを委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)。