[2021/3/26　宮城版]
　仙台市は25日、2021年度発注予定を公表した。工事は711件。コンサルタントは248件の見通し。分離発注する大規模改修の本格化に加え、災害復旧工事やほ場整備完了に伴う新規工事を予定し、前年同期の34件増を見込む。第1四半期は5割の352件を発注し、5月に青葉区役所や小中学校4校など大規模改修工事6件を公告する。週休2日モデル工事は15件、ICTは1件の適用を見込む。

　一般競争入札は、1億円以上が123件(前年度3件増)、5000万円以上1億円未満が93件(同20件増)、1000万円以上5000万円未満が356件(同10件減)、指名競争入札(250万円以上1000万円未満)が139件(同21件増)の見通し。

　発注の時期は、第1四半期352件、第2四半期286件で、上半期に89％の638件を発注する。第3四半期は70件、第4四半期は1月に一般競争入札3件を公告する。工種は、土木工事264件、電気設備工事100件、給排水設備冷暖房工事85件、舗装工事81件、鉄骨鉄筋コンクリート建築工事57件など。

　1億円以上では、5月に大規模改修工事に伴う建築工事6件を発注する予定。小中学校(4校)4件と、青葉区役所、高砂西市営住宅2棟のエレベーター設置および外壁改修工事。青葉区役所は事業期間が2025年度までで工期は建築が51カ月、設備工事は47カ月を予定する。

　このほか、七北田中学校の校舎増改築工事は、建築工事が7月、電気設備と機械設備はそれぞれ10月発注を見込む。

　新規は仙台東地区ほ場整備完了に伴い、9月に暗渠排水路約400カ所の撤去工事4件を発注する。1億円以上で工期は6カ月の見通し。週休2日モデル工事は土木工事で15件の適用を予定する。