施設改修に3.3億円 陸上競技場 トラックを張替(市川市)

[2021/3/23 千葉]
 市川市は、スポーツ拠点施設の規格変更に伴い、スポーツ施設2カ所の改修事業に着手する。2021年度当初予算では、スポーツ施設整備改修事業費として3億3300万円を確保している。老朽化したスポーツ施設の機能回復により、安全・快適なスポーツ環境を整え、競技力を向上を図る。改修工事に伴い施設を一時閉鎖する必要があることから、使用頻度などを勘案、秋から冬にかけての施工を見込んでいる。

 スポーツセンター陸上競技場(国府台1-6-4)には2億7000万円を確保。日本陸上連盟の公認種別「第4種L(ライト)」の更新に向けて、摩耗しているトラック(1周400m)表面を張り替える。また、グランド人工芝を更新。安全性の向上を図る。

 青葉少年スポーツ広場(新浜1-26)では、フットサルコート(42m×25m)の砂入り人工芝を張り替え、ラインを引き直す。

 一方、スポーツセンター陸上競技場がある、国府台公園の野球場整備事業には、継続費分の事業費を含む5億7680万円を確保。21年度は、国府台公園野球場を解体し、新球場の設計を進め、建て替えに着手する。また、公園北側園路および広場の設計を進める。

 同事業では、築70年が経過した球場の全面改築に伴う設計・施工、解体工事、工事監理を一括して、佐藤工業・佐藤総合計画特定建設工事共同企業体(特定JV)に委託している。契約金額は26億9940万円(税込み)。履行期限は23年3月まで。

 新設する野球場の規模は、3階建て延べ約2150平方mを想定。建築面積は約1100平方m。外構整備の面積は約3500平方m。

 野球場の基本的要件は、フィールドサイズは両翼95m、センターは122m以上。スタンド観覧座席数は1800席以上、スタンド屋根範囲座席数は500席程度。

 野球場を含む国府台公園の再整備に伴う基本設計はアスコ大東(現社名・日本インシーク)がまとめた。

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