交通ターミナルの計画プロポ 仙台駅周辺に新設検討(仙台河川国道)
[2021/2/2 宮城版]
国土交通省仙台河川国道事務所は1日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同事務所は仙台駅が交通結節点として効果的に機能するよう、交通ターミナルのような施設の整備を構想しており、この業務で施設規模や事業スキームを検討するとともに、事業計画案を作成する。プロポは3月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付ける。
業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。具体的な業務内容は、計画準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。
プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっている。
交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)JVに委託。鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の候補地などを検討してきた。