［2021/01/07　栃木版］
　関東地方整備局は6日までに、建設工事発注見通し(1月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は6事務所を合わせて32件で、拡大を含め全工事を一般競争入札で発注。事務所別では▽宇都宮国道8件▽日光砂防9件▽鬼怒川ダム統合管理4件▽渡良瀬川河川8件▽下館河川2件▽利根川上流河川1件-とし、常陸河川国道と宇都宮営繕は該当が無かった。不調不落等を回避するため、日光砂防や渡良瀬川河川などは公募型指名競争を拡大。大半は堤防の除草や道路の路面補修など2021～22年度通年の維持管理工事で、他県工事と合わせた8事務所の発注件数は81件となった。 ＝6～8面に事務所別発注予定工事と業務概要

　国の発注方式は原則、一般競争入札を適用。6000万円未満の工事にも同方式を適用するもので、本県を対象とする拡大工事は、宇都宮国道と鬼怒川ダム統合管理の計3件となった。また、下館河川では、鬼怒川に田川が合流する茨城県結城市久保田地先の右岸水門を新設する工事に工期46カ月、政府調達協定対象一般競争を適用する。

　宇都宮国道事務所は3月末までに5件、21年度第1四半期が4件の内訳。工事は維持修繕とアスファルト舗装工の2工種で、4号宮の内2丁目交差点改良その2は工期13カ月を予定した。

　日光砂防事務所は、発注の9工事に公募型指名競争入札を適用。芹沢第2床固など3件を第4、稲荷川工事用道路など6件を21年度第1四半期に発注する。

　鬼怒川ダム統合管理事務所は、川治・川俣・五十里・湯西川の4ダムの管内維持修繕工事で、工期に24カ月、3月末までに発注する。

　渡良瀬川河川事務所は河川区間の維持管理工事として、佐野、足利、桐生の各出張所単位で4件を予定、公募型指名競争を適用する。一般競争の4件は佐野市高山町地先の渡良瀬川堤防強化1件、松木川山腹工3件で、21年度第1四半期に発注する。

　下館河川事務所の本県関係工事は2件で、氏家と石井出張所管内の維持管理工事となっている。

　利根川上流河川事務所は、本川の堤防強化工事に加え、本県の野木町地先の古河上流を含む各出張所管内の堤防除草や維持管理工事など21件を発注する。